January 21, 2015

ニッポンvsヨルダン@アジア・カップ2015

●アジア・カップ2015、グループリーグの全24試合が終わったわけだが、ついに引き分けはゼロのまま! なんという珍事。
ヨルダン●ニッポンのグループリーグ第3戦は対ヨルダン戦。前回、ワールドカップ予選で負けてしまった相手だ(こちらに余裕のある状況ではあったけど)。毎回、アジア・カップでは主審の不安定な笛と「もう一つの戦い」をくりひろげざるを得ないのだが、この日も後半始まってすぐに岡崎、乾にイエローカードが出たあたりから、いっそうナーバスになった雰囲気。アギーレ監督がその後二人を交代させたのは、2枚目のイエローを嫌ったからなんだろう。もっと楽な展開なら早めにベテランの選手を下げて休ませたかったはず。
●ニッポンの先発は前の2戦とまったく同じ。休ませるより、ベストの布陣で確実な結果を求めた。GK:川島-DF:酒井高徳、吉田、森重、長友-MF:長谷部-遠藤(→柴崎)、香川-FW:本田、乾(→清武)、岡崎(→武藤)。長谷部はすっかりアンカー役が定着、随時ディフェンスラインまで下がってゲームを組み立てる。序盤、乾と香川の見事なコンビネーションで、乾のボレーが決まったかのように見えたが、香川がクロスを入れる際にゴールラインを割っていたという判定で取り消し。しかし24分に乾の細かい絶妙なスルーパスから岡崎がシュート、キーパーがはじいたところを本田が右足で蹴り込んで1対0。乾は代表でのベストマッチだったのでは。持ち味が発揮されていた。
●後半13分、遠藤のスルーパスに本田が抜け出てネットを揺らしたがオフサイドに。オンサイドに見えたが……。追加点はようやく後半37分。交代出場した武藤が左サイドから低いクロスを入れて、中央で香川がゴール。試合はずっとニッポンが支配していたもの、守備の局面になると簡単にファウルを取られて相手にフリーキックを与えてしまうので、1点差の間はヨルダンにもチャンスはあったと思う。しかし、内容的にはヨルダンは危険なスペースをニッポンに好き放題に使われていた感。
●実感がわかないが、オーストラリアなのでこれは夏の大会っぽい。次の決勝トーナメント1回戦が中二日というのが正念場。UAEと対戦することになったが、同じメンバーで完成度の高い消耗戦をするのか、フレッシュなメンバーでコンディションを優先させるのか。遠藤、長谷部、香川、本田といった中心選手をどうするのかが悩みどころ。ザッケローニ時代から遠藤、長谷部のバックアップ問題は続いている。今野がケガのようだし、柴崎?

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