April 21, 2015

日本フィル次期首席指揮者ピエタリ・インキネン就任記者会見

日本フィル次期首席指揮者ピエタリ・インキネン
●日本フィル次期首席指揮者にピエタリ・インキネンが就任することになった。2016年9月から、任期は3年間。20日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で記者会見が開かれた。今気づいたけど、上の写真、ポスターとご本人が同じようなポーズと衣装で「本物はだれだっ!」みたいになっている。
●すでに首席客演指揮者として何度も日フィルを指揮しているインキネンが首席指揮者になるという納得の人選、さらに現在の首席指揮者であるラザレフも同時に桂冠指揮者兼芸術顧問となり日フィルとの縁は続くということで、楽団としての一貫した継続性の感じられる人事となった。フットボール的にいえばセンターフォワードとサイドアタッカーのポジション・チェンジがあったものの、インキネン、ラザレフ、山田和樹の3トップは変わらずといったところか。首席指揮者としてインキネンは年に3回の来日。まずは就任披露演奏会として、2016年9月にサントリーホールで「ワーグナー・ガラ・コンサート」が開かれる。テノールにサイモン・オニール他。同コンビによる「ワルキューレ」第1幕演奏会形式の興奮を思い出す。
●「日本フィルの首席指揮者に就任することになり本当に光栄に思う。これまで培ってきた日本フィルとのすばらしい関係をさらに深められることを楽しみにしている。すでにシベリウスをたくさん演奏してきたが、日本フィルとの第2章ではドイツ系のレパートリー、ブラームス、ブルックナー、シュトラウス、ワーグナー、そして古典派のレパートリーをとりあげて、これまでの透明感のあるサウンドに加えて、重厚さ、深みのある響き、ヴィルトゥオジティを求めていきたい」(インキネン)。
●まだ「インキネン・アカデミー」として、才能のある若手奏者を探し出し指導するプログラムを作りたいというアイディアも披露された。ヴァイオリニスト出身のインキネンは「自分は若い頃から奏者として恵まれた環境にあったので、そのような環境を日本の若い奏者あるいは指揮者になるかもしれない人に与えたいと思っている。すばらしい指揮者は演奏家から生まれると考えている。演奏家が指揮をしたり、指揮者がいくつもの楽器を演奏することはよい経験になる」と語っていた。

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