ドミノ・ピザ
May 15, 2015

エイヴィン・グルベルグ・イェンセン指揮読響とシュタイアー

●13日はエイヴィン・グルベルグ・イェンセン指揮の読響へ(サントリーホール)。エイヴィン・グルベルグ・イェンセンはオペラとコンサートの両方で活躍するノルウェー生まれの新星で、読響初登場。エイヴィン・グルベルグ・イェンセン……またひとり名前の覚えられない新鋭がっ!
●アンドレアス・シュタイアーがモダンピアノでモーツァルトのピアノ協奏曲第17番を演奏。LFJ新潟に続いてシュタイアーのピアノを聴けたわけだけれど、もしかするとこの日のアンコールが最大の聴きもので、モーツァルトのピアノ・ソナタ第10番ハ長調から第2楽章。伸縮自在の緩急法、即興的な装飾をふんだんに盛りこみながら、優美でありながら刺激的というシュタイアーならではのモーツァルト。
ショスタコーヴィチ●後半はショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」。スペクタクルではあるけれど、ゴリ押しにならないのは好感。個人的に永遠に仲良くなれそうにないロシア二大作曲家のひとりがショスタコーヴィチなのだが(もうひとりはラフマニノフ)、苦手だから接したくなるという屈折した気分もまちがいなくあり。遠目から眺めた「レニングラード」は、戦争交響曲であると同時にパロディ交響曲という印象が強いかな。第1楽章のスネアドラムで開始される巨大なクレッシェンドは戦火の「ボレロ」。第4楽章は交響曲第5番のセルフパロディのようでもあり、その向こう側はマーラーの第5、ベートーヴェンの第5につながっている。モールス信号Vの・・・-のリズムは、Victoryであるとともにローマ数字の「5」なんだろなと。

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