June 10, 2015

ステファヌ・ドゥネーヴ指揮N響のラヴェル、ルーセル他

●7日はステファヌ・ドゥネーヴ指揮N響へ(NHKホール)。前半にラヴェルの「道化師の朝の歌」とラロのスペイン交響曲(独奏:ルノー・カプソン)、後半にルーセルの交響曲第3番とラヴェルのボレロ。N響とは初共演だが、最初のラヴェルからキレのあるリズムと明るく色彩的な音色をオーケストラから引き出してきた。ラロではカプソンの華麗なソロに盛大なブラボー。巨大空間に響きわたる美音。パワフルで気迫がみなぎるルーセル、精緻で壮麗なボレロと好演が続いて、予想以上に客席の心をつかんでいた。
●トランペット首席奏者関山氏が定年のため定期公演最後の出演ということで、ボレロの後は花束が渡されて派手にガッツポーズ、さらにドゥネーヴが今日の主役はあなただと言わんばかりに関山氏を引っぱり出して、指揮台に立たせた。場内は大喝采。同一プロを2日間開催するN響定期だけど、2日目だとこういう貴重な場面にも出会える。たまたまだけど。

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