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October 9, 2015

シリア代表vsニッポン@ワールドカップ2次予選

シリア●今のシリア情勢を考えると、シリア代表との公式戦などまるで現実のこととは思えないが、シリア・ホームの試合がオマーンで代替開催された。シリアとはロンドン五輪予選でU22で対戦したときに、ニッポンは完敗している。そのときもアウェイ戦が隣国ヨルダンだったっけ。シリア代表選手たちの所属クラブがなかなかよくわからなかったのだが、どうやらほとんどが海外組の模様。海外といっても、イラクやオマーン、ヨルダン、サウジなど中東諸国が主で、ごく一部にトルコやボスニア・ヘルツェゴビナでプレイする欧州組もいるらしい。同じ競技ながらも重ならない世界にいるふたつのチームが一点で出会うという、アジアのワールドカップ予選。
●ニッポンのメンバーは万全。GK:西川-DF:酒井高徳、吉田、槙野、長友-MF:山口、長谷部-原口元気(→宇佐美)、本田、香川(→清武)-FW:岡崎(→武藤)。4-2-3-1。ドイツでも好調な原口が先発。センターバックには森重を控えに置き、槙野を起用。ここまで全勝でグループ1位に立つシリアは、これまでの対戦相手と違って、ディフェンス・ラインを比較的に高めに敷いて、相手ゴールに向かってシンプルにボールを運ぶ。序盤はニッポンが受けに回る場面が多かったが、ずっと引いて守られるよりこのほうがニッポンはやりやすい。ただ、芝がかなり長かったようで(パス回し重視のニッポン対策?)、ボールはすぐに止まるし、ときおり予想外のバウンドも。そのためか中盤でのパス・ミスから相手にボールを拾われて、ピンチを招く場面がいくつかあった。とはいえ、シリアのプレイも精度を欠いていた。お互い数少ない決定機に決めきれずに前半はスコアレス。
●どうやら暑かったようで、前半の終盤からすでに選手間の距離が空きはじめていた。後半になるといっそうスペースができ、どんどんニッポンのチャンスが増える。芝を長くしたものの、走力勝負になると結局シリアのほうが苦しくなり、ニッポンが空いたスペースを使えるという、いつものアジアの戦いになってきた。後半9分、岡崎が巧みにエリア内で相手のファウルを誘発して、本田がPKを決めて先制。後半25分は左サイドを香川がゴールライン際まで攻め込んで、細かいタッチで相手ふたりをかわして中央の岡崎に合わせてゴール。これは香川ならではの個人技。後半43分はディフェンスラインを抜け出た本田が相手ディフェンスをひきつけたところで、並走する宇佐美へ短いパス、これを落ち着いて宇佐美がゴール右隅に蹴りこんだ。シリア 0-3 ニッポン。久々にキレキレの長友を見た。インテルで出番を失っているのにフィジカルは好調のよう。
●結果は完勝、やっといつもの2次予選といった試合展開になって安堵。ハリルホジッチ監督も満足したのでは。それにしても1点目の場面、岡崎が倒れてから主審がPKの笛を吹くまでに間があったのには参った。もしかしたら副審に確認したり慎重な対応をとったのかもしれないが、「えっ、そこで迷うの?」。中立地開催で客席ガラガラだからよかったものの、満席で観客が熱くなっているような場合は事務的なくらいにさっさと笛を吹かないと、アウェイチームのPKはもめる。

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