January 7, 2016

ジダンがレアル・マドリッドの監督に

●よもやのジダン新監督誕生。しかもシーズン中に。3年契約でレアル・マドリッドの監督になったベニテスは半年で解任されることになった。たしかに現時点でレアル・マドリッドは3位なので不本意といえばそうだろうが、そんなに上と勝ち点差が開いているわけでもないし、チャンピオンズリーグのほうは順調に勝ち進んでいる。報道によれば主力選手との関係悪化が原因だというが、レアル・マドリッドで下積みをつんだ名監督がこんなに簡単に解任されるとは。しかもトップチームでの監督経験ゼロのジダンに代わるとは。
●ジダンはレアル・マドリッドのBチームの監督を務めていたということなので、いずれこのクラブの監督になることは決まっていたようなものなんだろう。伝説の名フットボーラ―だけにジダンだけは使い捨てしてほしくないもの。
●サッカー選手について三大伝説を選ぶとしたら、マラドーナ、メッシ、ジダン。五大伝説ならこれにブラジルのロナウドとロナウジーニョを加えると思う。能力が傑出していることに加えて、語り草になるような伝説性を持っているかどうかがポイント。ジダンの伝説性は「ワールドカップ決勝戦で現役引退する」という夢の舞台で、マテラッツィの挑発に乗って「頭突き」で退場したことでも一段と高まった。テクニックの面ではなんといっても「マルセイユ・ルーレット」。全盛期にはほとんど毎試合にようにこのルーレットで相手選手を交わす姿を見ることができた。こういう特定のテクニックと選手が結び付いている例っていうのは、今じゃなかなか見当たらない。まあ、選手としての実績は監督としての実力にほとんど貢献しないそうなのだが、どうなることやら。

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