January 12, 2016

トッパンホール ニューイヤーコンサート 2016

●今年最初のコンサートは8日、トッパンホールの「ニューイヤーコンサート 2016」。山根一仁、瀧村依里のヴァイオリン、原麻理子のヴィオラ、上野通明のチェロ、北村朋幹、島田彩乃のピアノという若いメンバーによるアンサンブル。なにがすばらしいかといえば、プログラム。前半にショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」、後半にブラームスのピアノ五重奏曲という完璧なアンチ「ニューイヤー」。いきなりショスタコーヴィチによるソレルチンスキー追悼の音楽から始まるんだから。山根、上野、北村トリオのショスタコーヴィチが熱かった。キレッキレのヴァイオリンを満喫。途中で弦が切れたため冒頭から演奏しなおすハプニングも。後半はがらりと雰囲気が変わって島田彩乃のピアノでブラームス。堪能。
●別に「ニューイヤー」って銘打たなくてもいいようなプログラムでいて、多彩な出演者陣が華やかな雰囲気も醸し出していて、やっぱり「ニューイヤー」だなと納得。アンコールなしも吉。
●そういえばニューイヤーで思い出したけど、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート、来年はドゥダメルの指揮だとか。フォースの力で盛り上げてほしい。

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