February 25, 2016

「真田丸」に思う

●大河ドラマはおろか、日ごろテレビドラマというものに縁がないのだが、今年の「真田丸」だけは初回から欠かさず見ている。おもしろい。テーマ曲がNHK交響楽団の演奏なのは納得として、独奏ヴァイオリンが入ってくるというのがなんだか時代劇っぽくなくて斬新な感じ。ヴァイオリンは三浦文彰。「真田丸」オリジナル・サウンドトラックに三浦文彰、辻井伸行、下野竜也といった名前がクレジットされていて身近に感じる。
●ところでこういうテレビドラマって、史実に即して物語が進んでいくものと決まっているのだろうか。ワタシは日本史に疎く、この後、真田の一族がどうなるのかぜんぜん知らないのでワクワクドキドキしながら見ている(だからうかつに史実を知ってネタバレしたくない。だれも教えないで!)。とはいえ徳川家康はこの時点ではなにがどうなっても絶対に死なないわけだし、織田信長は本能寺の変で確実に死ぬ(ていうかもう死んだ)っていう前提があるってことでオッケー? なにかの拍子に家康があっさり死んだり、実は信長は生きていたみたいなパラレルワールド展開は禁じ手なのだろうか。もしそういう可能性が残されているのなら、「遺体が見つからない」のはフツーに考えると信長が生きていたという伏線であって、フィクションとしてはゾンビ化している可能性までありうると心の準備をしているのだが(真の乱世はこれからだ!)、大河ドラマの見方としてまちがっているのだろうか。
●あと、オープニングテーマに「シブサワ・コウ」の名がクレジットされているのに軽く感動した。ワタシは「信長の野望」はプレイしていないのだが、コーエーの麻雀ソフトでよくこの人のキャラと対戦した記憶がある。

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