June 18, 2016

EURO2016 イングランドvsウェールズ

イングランド●よもやこんな対戦カードが実現するとは。これは英国ダービーっていえばいいんだろうか? 試合開始前の国歌、イングランドはもちろんゴッド・セイブ・ザ・クイーンを歌う。でもウェールズは違う曲を歌うんすね(ちなみに北アイルランド代表はゴッド・セイブ・ザ・クイーンを歌うのだが、そのあたりの理屈はよくわからない)。
●ウェールズは3-5-2のスタイル。前半からイングランドに押し込まれていたが、42分、前の試合に続いてまたもベイルがフリーキックからゴール。かなり距離はあったが、GKウェイン・ヘネシーの手をかすめるようにして入った。よもやの(でも少し期待していた)ウェールズ先制。後半頭からイングランドは大胆にも2枚替。ケインに代えてレスターで大活躍のヴァーディ投入、さらにスターリングをスタリッジに交代。この交代策がさっそく実って、56分に左サイドからスタリッジが入れたクロスがこぼれたところにヴァーディが詰めて同点ゴール。猛烈に喜ぶヴァーディ。
●前の試合で勝利しているウェールズはこのまま引き分けても十分だったはず。一方、イングランドはロシア相手にロスタイムの失点で引き分けてしまっている。勝たなければいけないのはイングランドのほう。92分、タイムアップ寸前になって、スタリッジがペナルティエリア内にワンツー(スリー)で侵入し、個人技で相手を交わして劇的な逆転ゴール。なんだか今回の大会はロスタイムでのゴールがやたらと多い。
●まだ1対1でウェールズが耐えていた終盤の時間帯、カメラはウェールズのゴール裏で男泣きしているサポーターを映した。気持ちはよくわかる。天下の晴れ舞台で、あのウェールズがここまで堂々とイングランド相手に渡り合っているという状況そのものに感激して、もう耐えきれなくなって泣いてしまう。「まだ10分くらい試合が残ってるのに、すでに決勝トーナメント進出が決まったと思い込んで嬉し泣きしていた愚か者」などではないはず。 イングランド 2-1 ウェールズ

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