August 16, 2016

練馬区立美術館~しりあがり寿の現代美術「回・転・展」

しりあがり寿の現代美術「回・転・展」しりあがり寿の現代美術「回・転・展」へ。練馬区立美術館(9月4日まで)に続いて、愛知の刈谷市美術館、兵庫の伊丹市立美術館でも開催予定。マンガの原画の展示から、墨絵インスタレーション、回転作品等が並ぶ。メインの回転作品は、本当にいろんなものが回っているだけという潔い脱力感。ときどき回転するヤカンがあって、「このヤカンは回転している間だけ芸術になります」と記されている。回りだすと音まで出てうるさい。ダルマとか静物画とかやたらと回転しているのだが、「まわる白昼夢」と題された回転物は、パンツとか領収書とか古いカセットテープとか(ホルストの「惑星」があった)、どうでもよさそうなものが大量に回っているだけというナンセンスさ。楽しい。
●原画を見てると、初期のパロディ作品とか数ページだけでも切れ味が鋭くて、本当におかしい。そして、この自由自在な空間の中で「地球防衛家のヒトビト」だけがやたらと窮屈そうに見えて、妙に突き刺さる。
●ところで練馬区立美術館には初めてだったんだけど、ここの緑地はいいっすね。ゾウとかカメとかキリンとか、いろんな動物のカラフルな彫刻群がいる。看板のところのクマもいい。深夜にこっそり動いていそう。

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