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October 3, 2016

読響2017/18年プログラム発表&シルヴァン・カンブルラン記者会見

読響&カンブルラン記者会見
●30日は池袋の東京芸術劇場で読響2017/18年シーズン・プログラム発表記者会見へ。就任8年目を迎える(もうそんなに?)常任指揮者、シルヴァン・カンブルランが登壇して来シーズンのプログラムが発表されたのだが、なんといっても目玉となるのは読響創立55周年を記念してのメシアンのオペラ「アッシジの聖フランチェスコ」(演奏会形式)の全曲日本初演(11月)。メシアンが1974年から83年まで8年余の年月をかけて完成させたという大作。変則7管編成の木管楽器や40近い打楽器、3台のオンド・マルトノ、10パートの合唱などすさまじく巨大な編成を要する作品で、演奏にあたっては総勢約240名が必要という。演奏時間は正味4時間以上、休憩を含めれば約5時間半というワーグナー級の長大さ。実演に接してこその作品だが、ついに日本初演されることに。
●「アッシジの聖フランチェスコ」の初演は1983年、小澤征爾指揮のパリ・オペラ座。日本では86年に小澤征爾指揮新日本フィルが第3、7、8景を演奏したのみ。海外に目を向ければ初演以後もこれだけの大作にしては上演頻度は少なくなく、むしろ2000年代には盛んに上演されているといってもいいくらい。そしてパリ・オペラ座やマドリッド王立歌劇場などで、たびたびこのオペラを指揮しているのがカンブルラン。「これまでに24回、この作品を指揮していますが、毎回、魔法のようだと感じます。この作品はおそれで始まって喜びに至るオペラです。6時間ほどある大作ですが、進むにつれて聴衆が作品にどんどん引き込まれていくのがわかります。一般的な聴衆にとってバリアのようなものはまったくないと断言できる。私の心の中で大切な位置を占める作品です」(カンブルラン)
●なお、今回の「アッシジの聖フランチェスコ」はびわ湖ホールでも演奏される。2017年11月19日と26日がサントリーホールで、その間の23日にびわ湖ホールというスケジュール。
●シーズン全体についてはカンブルランのほかに新首席客演指揮者のコルネリウス・マイスター、スクロヴァチェフスキ、テミルカーノフ他の指揮者陣、ギドン・クレーメル、イザベル・ファウスト、イェルク・ヴィトマン、ピーター・アースキン(ターネジのドラムス協奏曲を日本初演する)他のソリストが客演する。