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December 1, 2016

デュトワ指揮N響のプロコフィエフ、ラヴェル、ベートーヴェン

●30日はサントリーホールでデュトワ指揮NHK交響楽団。プログラムが少し変わっていて、前半がプロコフィエフの組曲「3つのオレンジへの恋」とラヴェルの「マ・メール・ロワ」、後半がベートーヴェンの交響曲第5番「運命」。ゲスト・コンサートマスターにロイヤル・フィルのダンカン・リデルが招かれていた。N響には3度目の登場。ロイヤル・フィルはデュトワが芸術監督を務めるオーケストラ。
●前半はデュトワ得意のプログラムで、切れ味鋭いプロコフィエフと色彩感豊かなラヴェル。「マ・メール・ロワ」の終曲「パゴダの女王レドロネット」がすごく柔らかい弱音で開始されたのが印象的。そこから曲のおしまいに向けて次第に高潮してゆく様が白眉。この日の3曲って、1曲目から順に編成が小さくなっていくんすよね。で、「3つのオレンジへの恋」と「マ・メール・ロワ」っていう「おとぎ話」プロに、ベートーヴェンの「運命」が続くんだけど、これは「おとぎ話」としての「運命」がありうるってことなんじゃないかなと思った。波瀾万丈の物語、とことん描写的な4つの冒険譚からなる「運命」。
●「運命」冒頭の気合の入り方がすさまじかった。フンッ!フンッ! え、今のだれの唸り声? あ、デュトワ!?
●「3つのオレンジへの恋」って、なんでオレンジなんでしょう。