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July 4, 2017

クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス2017記者発表

クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス2017記者発表
●3日は、すみだトリフォニーホールの開館20周年記念コンサートとして11月3日に開催される「クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス2017」の記者発表へ。場所はヤマハ銀座コンサートサロン。すでにチラシ等では「クリスチャン・ヤルヴィ・プロジェクト2017」として発表されているが、公演の名称が変更になった。壇上には写真左よりピアニストのフランチェスコ・トリスターノ、通訳の久野さん、企画協力のサウンド&ヴィジュアル・ライター前島秀国さん、そしてスクリーンに投影されているのはSkypeの画面上のクリスチャン・ヤルヴィ。現在ローマに滞在中ということで現地は朝7時にもかかわらず参加してくれた。ほかにすみだトリフォニーホールのプロデューサー上野喜浩さんが臨席。
●今回の公演で演奏されるのは3曲。クリスチャン・ヤルヴィ作曲の「ネーメ・ヤルヴィ生誕80年のためのコラール」、フランチェスコ・トリスターノ作曲のピアノ協奏曲「アイランド・ネーション」、ワーグナー~デ・フリーヘル編のオーケストラル・アドヴェンチャー「ニーベルングの指環」。クリスチャン・ヤルヴィは新日本フィルを指揮する。自作自演による2曲の日本初演と、ワーグナーの「指環」ハイライトを組み合わせたプログラム。
●クリスチャン・ヤルヴィ作曲の「ネーメ・ヤルヴィ生誕80年のためのコラール」は名指揮者である父の生涯を題材とした伝記的性格を持ちつつ、息子から見た父の姿も表現されたという作品(ちなみに兄はパーヴォ・ヤルヴィという指揮者一家)。民俗音楽の要素も取り入れ、歴史的に複雑な背景を持つエストニア人のメンタリティや文化を反映しているという。フランチェスコ・トリスターノ作曲のピアノ協奏曲「アイランド・ネーション」はクリスチャン・ヤルヴィからの依頼がきっかけで書かれた作品で、ピアノ・パートはふんだんに即興的な要素を持っている模様。クリスチャンの言葉によれば「オーケストラが作り出す完璧なベッドの上でピアニストが自由に寝っ転がることができる」。
●デ・フリーヘル編によるオーケストラル・アドヴェンチャー「ニーベルングの指環」は以前より知られている編曲だが、「歌なしで『指環』のドラマが見事に盛り込まれた60分で、『指環』への最高のイントロダクション」(クリスチャン)。彼はすでにバルト海フィルハーモニックを指揮して同曲の録音をソニーからリリースしている(国内盤は今秋発売予定)。北欧神話に由来する「指環」はバルト海文化圏とつながりを持っているという。
●当初、クリスチャン・ヤルヴィはビデオメッセージでのみの参加ということになっていたのだが、急遽Skypeでの参加が決まったのだとか。回線が細く、時折途切れたりもしたが、Skypeは十分に役割を果たしてくれていたと思う。どこにいてもネットさえあればつながってしまう今の時代ならではの記者発表。そのうち壇上もプレス側も全員Skypeで参加することになるのかも。

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