August 4, 2017

他人の意見に左右される

おいしそうなスパゲッティ●このお店のスパゲッティはあまりおいしくない。以前に入ったときにうすうすそう感じていたお店で、またランチを食べてしまった。近くに適当なお店がなく、かといってうろうろとお店を探している時間もない。おいしくないという記憶があるといっても、実は本当はおいしいのかもしれない。なぜなら、それほど立地がよいわけでもないところで、ずっと昔からこのお店はある。評判が悪ければとっくになくなっているんじゃないか。
●そう思いながら食べたのだが、やっぱりおいしくない。自分が家で作るスパゲッティのほうがうまいと自信を持って断言できる。なぜおいしくないのか。その理由を3つに整理してみた。

1) オリーブオイルの分量が絶対的に足りていない。しかも麺の茹で汁をかけすぎていて水っぽい。

2) ペペロンチーニとメニューにうたっておきながら、ニンニクの味がオイルに十分に移っていない。

3) 麺が茹ですぎである。いまどき、どこのメーカーの麺であれ、普通に指定通りの時間で茹でればアルデンテになるはず。

●食べ終わって店を出たら、オシャレな雰囲気の若い女性の二人組が通りがかって、その一人が店を指さしてこう言った。
「あー、知ってる? このお店、すっっっごく、おいしんだよー」
●うん、おいしいよね。

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