ドミノ・ピザ【PC向けサイト】
August 8, 2017

パリのブラジル人

●この移籍は実現してほしくないと思っていたのだが、ついに決まってしまった。ネイマールがバルセロナからパリ・サンジェルマンへ。パリがバルセロナに支払う契約解除金(一般に移籍金と呼ばれるもの)は約290億円。この契約解除条項が用意されたときには、まさか現実にこれを払うクラブが出てくるとはだれも思っていなかったんじゃないだろうか。
●高額の移籍金でサッカー界をにぎわせた事件として、ワタシが記憶しているのは1992年、イタリアのレンティーニがトリノからミランへ当時の史上最高額で移籍した件。単なる一選手を獲得するためにそんな大金が動くのは馬鹿げていると、ずいぶん物議を醸した。じゃあその移籍金はいくらだったのかと今ググってみたら約30億円と出てきた。これで大騒ぎになったんである。当時のミランは世界最強のビッグクラブ。レンティーニは移籍直後のシーズンは活躍したが、その後、自動車事故にも遭って選手生活は苦労の連続だったと思う。
●で、ネイマールだ。事前の報道では移籍するかしないか二転三転していたのだが、いろんな記事からはネイマール本人には迷いがあったが父親のビジネス上の強い意向があって決断されたというようなニュアンスが伝わってくる。もちろん、本当のところはわからない。ひとつこの移籍によい面があるとすると、もうネイマールはメッシの陰に隠れずに済むこと。絶対的な中心選手としてチームで輝ける。
●しかしパリ・サンジェルマンが底なしの資金力でどんなにいい選手を買い集めても、彼らはバルセロナにはなれない気がする。なぜなら、フランス・リーグにはレアルマドリッドがいないから。フランスでずば抜けた一強になって国内リーグで圧勝して、チャンピオンズリーグでいきなり欧州ビッグクラブとギリギリの真剣勝負をするというのはどうなんだろう。やっぱり国内に最低でももうひとつのビッグクラブがないと、選手たちがモチベーションを維持するのが困難なんじゃないだろうか。パリは自分のクラブに投資するのと同じくらい熱心に、自国のライバルに投資したほうが強くなれるんじゃないかとすら思う。

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「DCHでドゥダメルの「新世界より」」です。

次の記事は「Pepperと呼ばれるロボ」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ

国内盤は日本語で、輸入盤は欧文で検索。