September 29, 2017

パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団のバルトーク

●28日はサントリーホールでパーヴォ・ヤルヴィ&N響。今月は「ドン・ジョヴァンニ」もあってプチ・パーヴォ祭といった感。おしまいはオール・バルトーク・バルトークで、「弦楽のためのディヴェルティメント」「舞踊組曲」、休憩をはさんで「弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽」。このプログラムはパーヴォにぴったりなのでは。体脂肪率5%ぐらいのキリッと絞った鋭い音で、複雑な音模様をくっきりと描き出す。ライブでこれだけ精緻なバルトークはなかなか聴けない。ヒリヒリするような緊迫感、強靭さに加えて、柔軟さも感じられるのが吉。辛口の2曲の間に「舞踊組曲」が入っているのもうれしい。あの土臭さ、ワイルドさがこんなに洗練されたテイストに。
●前半でチェロの楽器リレーという珍しいシーンあり。大きいので大変。
●たくさんマイクが設置されていて、レコーディングされていた模様。ぜひもう一度聴いてみたい。

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