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October 3, 2017

ピョートル・アンデルシェフスキ映像上映&記者懇談会

ピョートル・アンデルシェフスキ
●2日はすみだトリフォニーホールでピョートル・アンデルシェフスキの映像上映&記者懇談会。映像とは、なんとアンデルシェフスキが自ら監督・撮影した「私の名はワルシャワ」という35分ほどの映像作品。登場人物などは一切おらず、故郷ワルシャワのさまざまな風景を切り取って、そこに歴史の痕跡や現在のあり方などを映し出すというもの。音楽ももちろんアンデルシェフスキが選び、本人のCD録音からショパン、シマノフスキ、ウェーベルンらの音楽が添えられている。たとえるなら……テロップのない名曲アルバムみたいな感じ? 「私の感情と強いつながりを持つ街がワルシャワ。ヒトラーにより消滅させられた街が今も生まれ変わって存在している。過去の歴史を忘れてはいけないという私の強い思い、瞑想のような感情をどう語るべきかを示したのがこの映画である」(アンデルシェフスキ)。この映像を既出のアルバム FANTAISIES のボーナスDVDでご覧になった方もいるだろう。
●で、アンデルシェフスキは来年3月17日、すみだトリフォニーホールの大ホールでリサイタルを開く。オール・バッハ・プログラムで、平均律クラヴィーア曲集第2巻より前奏曲とフーガ6曲(番号未定)、イギリス組曲第3番ト短調および第6番ニ短調が予定される。ワタシは次の予定が迫っていたので話題がリサイタルに入ったところで途中退出しなければならなかったのだが、配布資料のコメントでアンデルシェフスキはこう述べていた。「コンサートの演目はときには2、3年前、あるいはそれ以前に決定されることもある。数年前から内容が定められたコンサートで、奏者には果たしてどれほどの表現の余地が残されているだろうか。生演奏でなにより優先されるのは、その瞬間が生き生きと息づいていること。だからこそ私には公演の日が迫ってからプログラムを決定できる環境がきわめて重要である」と。

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