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November 16, 2017

レオニダス・カヴァコス&エンリコ・パーチェ

●13日はトッパンホールでヴァイオリンのレオニダス・カヴァコスとピアノのエンリコ・パーチェ。前半にヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタ、シューベルトの幻想曲ハ長調、後半にメシアンの「主題と変奏」、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調。シューベルトからメシアン、ベートーヴェンと続く「主題と変奏」プログラムという趣向。カヴァコスのヴァイオリンが最強に強まっている。恐ろしくパワフルで輝かしい音色、キレキレのテクニック、すさまじい集中力。メシアンでたっぷりとヴィブラートをかけて朗々と楽器を鳴らし切ると、ホールが響きで飽和してまるでオルガンを聴いているかのような気分になる。あと、ベートーヴェンの終楽章の変奏。各変奏の性格付けのコントラストが鮮やかで、こんなにエキサイティングに聴ける曲だったとは。アンコールにベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第8番の第3楽章、ドホナーニのハンガリー牧歌。
●カヴァコスってビジュアル的にもカッコいいんすよね。アキバ系とか言われがちだけど、あれは半歩先を行くオシャレ長髪&メガネ。そのうちみんなマネするようになる、きっと。
●自分の記憶ではカヴァコスの名が日本で最初に話題になったのは、BISレーベルにシベリウスのヴァイオリン協奏曲の知られざるオリジナル版を世界初録音したときなんだけど、あのころの写真を見るとまるっきりカッコよくない。加齢とともにカッコよくなったというべきか、オーラが発せられるようになったというべきか。
●最近の録音と若い頃の録音。