March 29, 2018

東京・春・音楽祭2018 プラド美術館展記念コンサートvol.2 宇治川朝政、髙橋弘治、佐藤亜紀子

●27日午前は上野の国立西洋美術館の講堂で、東京・春・音楽祭のプラド美術館展記念コンサートvol.2。絶賛開催中の東京・春・音楽祭、今年も約一か月にわたって上野の各会場で多彩な公演が開かれる。美術館や博物館を会場としたミュージアム・コンサートはこの音楽祭ならでは。この日はプラド美術館展が開かれている国立西洋美術館へ。展示されているベラスケス作品に連動して17世紀のスペインとイタリアの音楽を、宇治川朝政のリコーダー、髙橋弘治のバロック・チェロ、佐藤亜紀子のバロック・ギター&テオルボで。カプスペルガー、カステッロ、スプリアーニ、サンス、オルティスらの作品をリラックスして楽しむ。最後に並べられたヴィターリのチャッコーナとデ・ムルシアのマリオナスは同じ和音進行のパターンにもとづいた舞曲という趣向。平日の午前と午後に2公演開催だが、客席はなかなかの盛況。最初に国立西洋美術館の川瀬佑介主任研究員による美術のレクチャー(トークというよりレクチャーだった)があって、音楽の合間には演奏者のトークも入った。公演のチケットでプラド美術館展も見ることができるという気前のよさは大吉。
上野の桜●ちょうど上野は桜が見頃とあって、午前中からすさまじい人出。駅の改札を出るために行列に並ぶという状態。花見をしたい人もいれば、動物園でシャンシャンを見たい人もいるだろうし、ベラスケスを見たい人もいれば、古楽を聴きたい人もいるという陽気なプチカオス。時間があれば、優雅に花も絵も見たかったところだが、すぐに次の予定があったので、そそくさと移動。一瞬だけ、上野公園の入り口に立ち寄って桜を眺めた。写真はソメイヨシノではなく、舞姫という品種なんだとか。ピンク系で派手め。

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