April 23, 2018

マリノスvs湘南ベルマーレ、全力で逆走するウワサの超モダン・フットボール

トリコロール●どーん! 沈んでます、マリノス。今季、ポステコグルー新監督のハイリスクすぎる戦術で脚光を浴びるマリノス、話題性は抜群だが、これがもう笑ってしまうほど勝てない。4/8の川崎戦で引き分けた後、広島戦、神戸戦と連敗。そして、ホームでの湘南戦。なんと、4対4というわけのわからない打ち合いで引分け。そーっと薄目で順位表を見てみると(ドキドキ)うわっ、降格圏が目の前に!
●過激なハイライン、ハイプレス、両サイドバックがあがるわ中に絞るわで攻撃参加、ゴールキーパーがもうひとりのディフェンス・ラインとなって走るわ、つなぐわ、ゲームを組み立てるわ、前に出るわの大活躍。おかげで毎試合、超攻撃的なフットボールを堪能できるのだが、なにせゴール前でも危なっかしいパスを連発するので、相手はこちらのミスを待っていれば勝手にチャンスが転がってくる。
●この日もやられた。1失点目はクロスに体を張った中澤のオウンゴールだが、2失点目はキーパーの飯倉が思いきり前に出てボールを前にパスしたら(ここでボーンと蹴り出すことは禁止されているっぽい)、相手にボレーでロングシュートを打たれて、それがゴールに吸い込まれた。うん、こういうサッカーやってたら、だれが見てもそうなる。高いラインの裏も簡単にとられる。前半で4失点するというムチャクチャなサッカーなんだけど、それでも4対4で引き分けられたのはよかった……わけないじゃん! 5点目をとらなきゃ。ウチは5点取らないと勝てないのか。攻めて攻めて攻めまくって、そして対戦相手が口をそろえて「今年のマリノスさんは強いねえ」と讃えるなかで、親指を立てながら降格圏という名の溶鉱炉に沈んでいくのであった。

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