June 14, 2018

いよいよワールドカップ2018ロシア大会開幕へ

ロシア 2018●さて、本日深夜にワールドカップ2018ロシア大会が開幕する。ニッポン代表の大会直前の練習試合、スイス戦とパラグアイ戦についてはあまり気にしていない。西野ジャパンはスイス戦に主軸選手、パラグアイ戦に控え選手たちを先発させたと思うが、スイス戦は完敗、パラグアイ戦は快勝。しかし、今のスイスは世界最強クラスの一角、一方パラグアイはワールドカップに出場しないのにわざわざシーズンオフにチームを組んでくれたスパーリングパートナー。当然の結果ともいえるわけで、これで選手の序列が変化するのもおかしな話。ただ、なんであれ、勝てたのはいいこと。
●この試合から中6日でワールドカップのコロンビア戦がやってくる。まだまだトレーニング中にも選手のフィジカル・コンディションは変化するはず。4年前のザッケローニ・ジャパンは絶好調時にはかなりの水準までクォリティが高まったが、肝心のワールドカップに向けて次々とケガ等で主力選手のコンディションが落ちていった。もう個の能力は急に上がりも下がりもしないわけで、今後はコンディションを優先するか、監督の戦術を優先するか(たとえばトップの選手に守備を求めるなら岡崎、ポストプレイを求めるなら大迫といったように)の選択になるのだろう。
●意味不明のままハリルホジッチ監督が解任されてしまい、かつてないほどニッポン代表に期待が持てないワールドカップになってしまったが、サッカーはなにが起きるかわからない。実力通りなら3戦全敗だが、「ランクで決まるなら試合はいらない」(岡田武史の名言)。
●それにしても、昨日スペイン代表監督が解任されてしまったのにはびっくり。 代表チームとの契約を延長したばかりのロペテギ監督が大会後にレアル・マドリッドの監督に就任すると発表し(つまりジダンの後を継ぐ)、これを不快としてサッカー協会が解任。明日からワールドカップなのに後任監督を決めなきゃならなくて、協会のスポーツ・ディレクターのイエロ(懐かしの名選手って感じだ)が新代表監督になった。少しニッポンと状況が似てる。
●本日深夜の開幕戦はロシア対サウジアラビア。開催国なのに前評判はもうひとつのロシアとはいえ、これは勝利を義務付けられた試合といっていい。ロシアの人々がサウジアラビアをどう思っているかは知らないが、ワタシたちはこのチームの気質をかなりよく知っている。地力はあるのだが、内弁慶だ。彼らのお家芸はしばしばアジアで通用しても、世界ではまるで無力だったりする(人のことはいえない)。しかし、できることならサウジにはロシアをイラつかせるような試合を期待したい。徹底した堅守から切れ味鋭いカウンターアタックでサウジが先制し、以降、露骨な時間稼ぎで相手の冷静さを失わせて、ロシアにも「アジアの戦い」テイストを少しでも味わってもらえたら。そう願っている。

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