March 19, 2019

Jリーグ第4節 大分トリニータvsマリノス、肝心の戦術で力負けしている編


●こんなに律儀にマリノス戦を追いかけていられるのも、開幕直後の今だからこそ。週末はアウェイで大分トリニータと対戦。いよいよポステコグルー監督の超攻撃的なハイライン戦術が逆噴射した感。一応、マリノスだけでも先発を記しておくと、GK:飯倉-MF:広瀬、畠中槙之輔(祝、初代表選出)、チアゴ・マルチンス、ティーラトン-MF:喜田-三好康児、天野-FW:仲川、マルコス・ジュニオール-エジガル・ジュニオ。
●マリノスは4バック、大分は3バックという違いはあるものの、お互いにゴールキーパーからボールをつないでゲームを組み立てる似たタイプのチーム同士の対戦になった。大分は一度J3まで落ちて、そこから片野坂知宏(かつての名選手だ)を監督に招いて、J2、J1へとステップアップしてきた。マリノスほど理想主義的ではなく、対戦相手に応じて現実的なスタイルをとりながらも、志は高い。しっかりとマリノス対策を講じてきたようで、ボールを持たせても決定的な仕事はさせない効率的な守備。前線からのプレスも効いていた。キーパー飯倉からどちらかのセンターバックにボールを出すと、そこに2トップがプレスをかけて蹴らせて、そのボールを狙おうという約束事があった模様。
●大分は後半に見事すぎる2ゴールを立て続けにゲット。右サイドでティティパンが絶妙のタイミングで追い越してきた松本怜(元マリノス)にパスを出し、松本がマイナス方向に折り返して、売り出し中の藤本憲明が鮮やかに蹴り込んでゴール。さらにその直後、今度も右サイドから、岩田がいったん右サイドの松本に預けると、内側を追い越してゴール前でボールをもらってクロス、これに藤本憲明がニアからおしゃれヒールでワンタッチゴール。屈辱の美しすぎるゴール。なにが悔しいって、この内側から前の選手を追い越していく「インナーラップ」って、ずっとマリノスがやろうとしている戦術なのに、逆に大分にきれいに決められてしまったという事実。いやー、完璧にやられた。2対0。やれやれ。
●試合後のインタビューでもポステコグルー監督は強気一辺倒でやってるサッカーにまちがいはないって言いたげなんだけど、なんだか似たようなことをやってる大分のほうが一段と洗練されてない? むしろ片野坂がマリノスの監督になってほしい。でもマリノスって、こういう下から伸びてきた人を監督に呼ばないんすよね。4節を終えてマリノスは7位。大分は3位。

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