September 18, 2019

長野UスタジアムでJ3 AC長野パルセイロvs福島ユナイテッドFC

長野Uスタジアムで長野パルセイロ
●もう先々週の話なのだが、松本にディエゴ・マテウス指揮サイトウ・キネン・オーケストラを聴きに行った翌日、松本から長野へと移動して、長野UスタジアムでJ3の試合を観戦したのであった。本当だったら松本のアルウィンで松本山雅の試合を観戦したかったが、この週は試合なし。いつも松本に一泊してサイトウ・キネンと山雅の両方に足を運べたらいいなと思いつつも、なかなか日程がうまくつながらない。そこではたと気づいた。パンがなければお菓子を食べればいいじゃない。松本山雅がダメなら長野パルセイロを観ればいいじゃない。
●そんなわけで、J3のAC長野パルセイロvs福島ユナイテッドFCの試合を観戦。試合会場の長野Uスタジアムは文句なしにすばらしい球技専用スタジアム。2015年に改修されたばかり。陸上トラックがないのでピッチがすぐ目の前、そしてスタジアム自体がコンパクトで、見やすく快適。空腹ではなかったのでなにも食べなかったが、スタグルも充実している模様。おそらく地元の方はなんとも思わないだろうが、スタジアムから山が見えて実に美しい。アクセスは篠ノ井駅からシャトルバスで往復すればスムーズ。長野県には長野にUスタ、松本にアルウィンと、理想的なスタジアムがふたつもある。都民から見ればうらやましいかぎり。
●さて試合だが、長野は3バックで3-4-3の陣形、アウェイの福島は4-4-2の陣形。どちらも今季のリーグ戦では苦戦しているようだが戦い方は対照的。長野は序盤こそ主導権を握ったものの、試合全体としてはまずしっかり守って、相手の裏を狙うリアクション主体のサッカー。一方、福島はボールを保持して、細かくパスを回しながら攻めるサッカーを志している。序盤は長野の勢いが勝り、13分に右サイドからのフリーキックに大島嵩弘が頭で合わせて先制。しかし、次第に福島にボールを持たれるようになり、41分に右45度から武颯が蹴りこんで同点弾、80分には後方からゴール前へ上がったボールに対して、ふたたび武颯が技巧的なシュートを決めて逆転。武颯はフィジカルもしっかりしていて、このレベルでは頭一つ抜け出ている感じ。長野は1-2で惜しまれる逆転負け。17時キックオフの試合で前後半とも給水タイムあり。
●試合開始前に「リスペクト宣言」っていうのがあるんすよ。地元のあおいちゃんっていう女の子がママといっしょにピッチに登場して「差別のない、みんなが楽しめるスタジアムを作ります!」みたいな宣言をする(これ大事)。すると、ホーム長野のゴール裏から「あおいコール」が起きた。うれしそうに両手を振ってこたえるあおいちゃん。わーってスタジアムが和む。すると、反対側のゴール裏に推定30名ほどしかいない福島サポの人たちも、少人数でがんばって「あおいコール」を返してくれた。また手を振るあおいちゃん。下部リーグらしいノリ。わかる。

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