November 19, 2019

全国共同制作オペラ「椿姫」記者会見

東京芸術劇場 「椿姫」記者会見
●18日午前、東京芸術劇場で全国共同制作オペラ、ヴェルディ「椿姫」の記者会見へ。毎回、意外性のある演出家の人選で話題を呼ぶこのシリーズだが、今回は矢内原美邦がオペラ初演出。指揮はヘンリク・シェーファー、ヴィオレッタにエヴァ・メイ、アルフレードに宮里直樹ほかの歌手陣。2月9日の白川、16日金沢、22日東京芸術劇場の3公演が開催される。例によって開催地によってオーケストラが変わり、白川と金沢はオーケストラ・アンサンブル金沢、東京は読売日本交響楽団が演奏する。
●会見には、演出の矢内原美邦(写真中央)をはじめ、宮里直樹(アルフレード)、三浦克次(ジェルモン)、醍醐園佳(フローラ)、森山京子(アンニーナ)らの歌手陣と俳優・ダンサー陣が集結。矢内原美邦は「わくわくどきどきしている。普通のオペラではない、現代から未来につながる舞台」になると語る。質疑応答ではどうしても演出面について質問が集中してしまうが、非常に斬新なものになりそう。ふんだんに映像が駆使され、セットを固定せずスクリーン自体も動くこと、役者/ダンサーも重要な役割を担うこと、舞台設定は過去のパリではなく、現代(あるいは人によっては未来にも過去にも見える)のどこかであることなどが話されていた。これまでに見たことのない「椿姫」になりそう。

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