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December 4, 2019

今シーズンのJFL全日程が終了、J3昇格は今治のみ

●だれにも興味を持ってもらえなさそうな話題だが、今季のJFLの全日程が終了したので、結果を記しておこう。優勝はHonda FCで4連覇。2位はソニー仙台。1位も2位もJリーグを目指していない企業チームになってしまった。そのため3位の今治がJ3に昇格。問題は4位の東京武蔵野シティFC。成績はJ3昇格条件を満たしており、J3ライセンスも持っているのだが、「平均入場者数2000名」という昇格条件を満たせなかったので、来季もJFLに残ることに。
●先日書いたように武蔵野シティは平均2000名をクリアすべく、最後の数試合で極端に入場者数を増やしていた。ラスト2試合目は武蔵野陸上競技場にまさかの5284名。これでホーム最終戦に5703名を集めれば平均2000名に届くということで、奇跡が起きるかと思っていたら、事前にクラブから「2020年のJ3入会断念について」というメッセージが発表された。そもそも同競技場の収容人数は5192名しかなく、安全管理上問題があったということで、J3昇格はないと明言。ちなみに、その最終戦に何人足を運んだかといえば、2608人で普段だったら十分に立派な数字。来季は2000名をクリアすべく開幕から盛り上がるとは思うが、ホームゲームに武蔵野陸上競技場を使えない週の集客が課題か。
●JFLの降格争いは最終節に直接対決があって、勝った松江シティが残留決定、敗れた流経大ドラゴンズ龍ケ崎(名前にリュウがいっぱいいる)が最下位となり地域リーグに降格。といってもこのチーム、流通経済大学サッカー部のサテライトチームという扱いのようで、はたから見ていると本体のチームとの関係性がよくわからない。同大学サッカー部の部員数は213名もいるそうなので、サッカー部だけでひとつのリーグが創設できそう。