February 26, 2020

マリノスとJリーグと新型コロナウィルスと

●週末にJリーグが開幕したと思ったら、新型コロナウイルス対策で2月28日から3月15日までの3週間、試合が延期になると発表された。Jリーグによれば、一昨日の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議で「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となる」と見解が発表されたのを受けての決定だとか。
●で、開幕戦をホームで迎えたマリノスはガンバ大阪に対して1対2で敗れてしまったんである。しかし、まずは言いわけをさせてほしい。Jリーグはこの日が開幕戦だったが、マリノスにとってはもう4試合目なのだ。2月8日に早々に神戸とのスーパーカップを戦って(引分け、PK戦負け)、12日にアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)で韓国の全北現代戦アウェイ(2対1で勝利)、19日もACLでシドニー戦ホーム(4対0で勝利)と来て、23日にガンバ大阪戦だったのだ。一足早くタフなスケジュールをこなしている。慣れないACLに出てよくわかる、ACLとJリーグを同時に戦ってきた鹿島ら常連クラブの偉大さ。逆に言えば、今季はJリーグに専念できる鹿島や川崎が優勝争いの主役になりそう。両方とも開幕で勝てなかったけど。
●対ガンバ戦のマリノスのメンバーを書いておく必要がある。GK:朴一圭、DF:松原健、伊藤槙人、チアゴ・マルチンス、ティーラトン(→高野遼)-MF:喜田拓也(→エリキ)、扇原貴宏-マルコス・ジュニオール(→エジガル・ジュニオ)-FW:仲川輝人、オナイウ阿道、遠藤渓太。浦和から大分に期限付き移籍していたオナイウ阿道を完全移籍でゲット。ACLでも先発して活躍、なんとエリキやエジガル・ジュニオをベンチに置いやって開幕スタメン。なお、ACLではキーパーに徳島から移籍した梶川裕嗣が先発していた。ガンバ戦での2失点はどちらもマリノスのディフェンスラインのミスからで、見慣れた光景ではあるが、特に朴一圭のバックパスをトラップミスして失点した場面はいただけない。昨季、足元の技術を買われての抜擢だっただけに。ポステコグルー監督のサッカーでは、こういった自滅パターンをくりかえし目にすることになる。これで昨季は優勝できたのだから、改めて驚く。
●新型コロナウィルスのニュースが続いていると、ゾンビの話がしづらくなる。感染を巡るあれこれが酷似しているので。

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「ヴェルディ「ラ・トラヴィアータ」(椿姫) 東京芸術劇場シアターオペラvol.13」です。

次の記事は「パンデミックとその後」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ