May 26, 2020

モナコの市街地サーキットでバーチャルGP


●ドイツのブンデスリーガは再開されたが、今シーズン、DAZNはブンデスリーガの放映権を持っていない。なので、相変わらずDAZNで見られるものといったら過去の名勝負とスポーツ・アニメとeスポーツくらいしかない。いったいなんのために契約しているんだか、ブツブツ……とぼやきつつも、モータースポーツの項目から「F1 Esports バーチャルGP モナコ」を選んで、観戦する。舞台はモナコ。本物のレーサーたちがバーチャルで顔をそろえているが、一部は他競技からの選手もいて、サッカー界からはクルトワとオーバメヤンが参戦していた。
●で、このバーチャルGP、前回もスゴいと思ったが、今回のモナコはますますスゴい。理由のひとつは、そこがモナコだからというロマン。あのモンテカルロ市街地サーキットはみんなよく知っていると思う。ワタシも90年代には何度も走ったことがあるので、ドライバー視点から見る風景が懐かしい(もちろんゲーセンで走っていたわけだが)。やっぱりトンネルとその先のシケインは印象的だ。もうひとつの理由はレースが熱いから。このバーチャルGP、マシンの性能差なしという設定なので、拮抗した争いになりやすい。さらにマシンダメージもオフの設定だそうで、リアルだったら大惨事になるような接触も許されるため、サイドバイサイドのバトルが頻出する。リアルのモナコだと抜きどころが少なく、ほとんどスタートとタイヤ交換の戦略で順位が決まるように感じていたが、このバーチャルGPではリアルでは無理だろうという場所でも抜ける。周回数が半分なのもeスポーツとしては吉。
●本物のモータースポーツ・ファンにとってはつまらないのかもしれないが、これはこれで競技として成立するのはよくわかる。eスポーツのサッカーや格闘技だって、リアルとは別のファンを獲得しているのだろう。もし来年も東京オリンピックが開催できないようなら、eスポーツの競技だけで開催するのはどうか。東京eオリンピック2021。史上もっとも先進的な大会の予感。

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