October 28, 2020

パヴァロッティのスパゲッティとマコーミックのガーリックパウダー

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●先日当欄でご紹介した「パヴァロッティとぼく」(エドウィン・ティノコ著/アルテスパブリッシング)だが、本筋とは別の部分ですごーく気になったのが、パヴァロッティが欠かさずホテルのキッチンに常備するように求めた「マコーミックのガーリックパウダーとオニオンパウダー」。パヴァロッティは世界のどこに行ってもホテルのスイートでパスタを調理して、仲間たちに食事をふるまう「最高の料理人」なのだという。生まれ育ったイタリアの味が大好き。いかにもイタリア人だ。湯水のようにお金を使うパヴァロッティのこと、食材にも最高級のものを使うのだろうと思いきや、マコーミックのガーリックパウダーとオニオンパウダーなのだ。そこで産地にこだわったプレミアムなニンニクや玉ねぎが出てくるのかと思いきや、生ですらなく、パウダーなんである。えっ、それってどういうこと? 思わず本の中に出てくるパヴァロッティの調理場面を探さずにはいられなかった。
●目を見張ったのは、基本中の基本、スパゲッティ・アル・ポモドーロを作る場面だ。パヴァロッティは「すぐできて最高においしいレシピを教える」と言って、「トマトソースとバジルとガーリックソルト、オニオンパウダーと唐辛子を少しと砂糖ひとつまみ」を要求し、フライパンを火にかけ、「オリーブオイルをひとまわしして少し熱してからトマトソースを入れて煮はじめた」。出た。ニンニクも玉ねぎも使わずに、ガーリックソルトとオニオンパウダーで済ませている。しかもトマト缶を煮るのかと思いきや、どうやら出来合いのトマトソースを使っているのではないか(それもマコーミックなのか?)。
●ワタシがトマトソースのスパゲッティを作るときは、まずオリーブオイルにニンニクのみじん切りを入れて弱火で炒め、つづいて玉ねぎのみじん切りをよく炒め、そこにトマト缶を投じて煮詰める。砂糖は使わない。ただ、ニンニクを欠かさず常備しておくのが面倒になって、最近はマコーミックの「みじん切りガーリック」なる製品で代用することが多い。これは楽。でもパヴァロッティはもっと簡略化している。マコーミックのガーリックパウダーとオニオンパウダーがあれば、ニンニクも玉ねぎも省略できるのか! そんなインスタントみたいな感じでいいのか? いや大金持ちのイタリア人が最高においしいって言ってるわけだから、いいに決まっている。
●マコーミックのガーリックパウダーとオニオンパウダーは日本でも販売されているようだ。うーん、どうなんだろ。毎日パスタを食べるわけじゃないから、これを常備するかというと躊躇するところではあるが、でもパヴァロッティのマストアイテムだし……。


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