February 5, 2021

鬼は外

ゴブリン●ウェブマガジンONTOMOの2月特集「鬼」に、「鬼名曲を探せ!」を寄稿。西洋には日本の鬼そのものはいないが、鬼に相当するのが、ゴブリン、コボルト、オーガ、トロール、ノームといった種族だろう。慣習的にこれらは小鬼、犬鬼、土鬼などの言葉で表現されてきた。西洋版の鬼を扱った名曲をいくつかご紹介(実はたくさんある)。豆まきは終わったけど、ご笑覧ください。あと、同じ特集の広瀬大介さんによる「リヒャルト・シュトラウスの鬼嫁?! パウリーネ」も必読。鬼特集で、よもやの鬼嫁。
●鬼はなぜ豆で撃退できるのか。「魔滅(まめ)にかけているんです」みたいなのじゃなくて、もう少し即物的な説明がほしいのだが、答えがわからない。鬼には大豆アレルギーがあるとか、そういう話? 「鬼滅の刃」の鬼は日光に弱いのだとか(未見)。これは正統派のゾンビ・バリエーションだと感じる。たびたび言っているが、ゾンビの直接的な始祖はリチャード・マシスンの小説「地球最後の男」(「アイ・アム・レジェンド」に改題)にあり、ここで描かれる吸血鬼(事実上のゾンビ)も日光が弱点だった。

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