May 10, 2021

マリノスvsヴィッセル神戸 J1リーグ第13節

●9日はDAZNでマリノスvsヴィッセル神戸戦。会場は新横浜の日産スタジアム。東京都ではないので、観客入り。ただし客席制限により入場者5000人ということで、スタジアム定員の十分の一にも満たず。マリノスは相変わらずハイプレス、ハイラインの攻撃サッカーなのだが、選手たちの連動性がスムーズなこともあって、ここ最近は予想外に守備が安定している。一方の神戸だが、こちらも前線から精力的にプレスをかけてくるチームで、その点では似たチーム同士の対戦になった。序盤から激しいプレス合戦になって、がっつりとかみ合った結果、マリノスに一日の長があったという感。序盤は膠着状態だったものの、前半20分にマルコス・ジュニオールがアクシデントで天野と交代すると、よりマリノスのビルドアップがスムーズに。前半41分の相手のオウンゴールと、後半35分の神戸のキーパー前川のキックミスから奪った天野のゴールで2対0で完勝。ゴールシーンそのものは運や相手のミスに助けられたものだが、結果は内容にふさわしいものだったはず。
●神戸の選手で印象に残ったのは、センターバックの菊池流帆。フィジカルでもメンタルでも強い。エウベルを抑えた場面は熱かった。大卒でレノファ山口を経由して昨年から神戸に移ったそうだが、なんというか、欲しくなる選手。中盤の井上潮音も気になる存在。この人は東京ヴェルディ育ちで、J2のヴェルディの試合でなんどか見ている。いかにもヴェルディらしいテクニシャンで、エレガントなプレイスタイルの持ち主だが、あまりに線が細く、J1のチームに移るイメージは正直なかった。しかし、意外にも神戸でスタメンの地位を勝ち取っている。若いのでどんどん伸びるということか。元マリノスのゴールキーパー飯倉にも注目したいところだが、先発の座を前川黛也に譲っている。前川はかつてのニッポン代表GK前川和也の息子。感慨深い。日本サッカーの歴史、ここにあり。こちらにも水沼貴史の息子、水沼宏太がいるぜー。
●もうひとり、神戸で忘れることのできないのがイニエスタ。ベンチスタートで、後半14分から投入された。まもなく37歳になるのだから、もちろん全盛期と同じような動きはできないが、技術の高さや視野の広さはさすが。古橋へのスルーパスから決定機を作り出した場面は脅威。チーム全体の戦術的な練度とは無関係に、ああいう突出した個人能力だけで試合が決まることは往々にしてあるわけで、やはり怖い存在。ただ、物事には表と裏があって、神戸は途中からイニエスタ、リンコン、アユブ・マシカといった攻撃陣を投入して攻撃力は増しただろうが、その分、ハイプレスの連動性が失われてこちらは楽になったような気も。
●あ、マリノスの話をしようと思っていたら、神戸の話ばかりしてしまった。なんなのか。そういえば神戸の監督は三浦淳寛だ。選手時代、元マリノスだったし、なんだか気になるのかも。マリノスのメンバーだけ書いておくと、GK:高丘-DF:松原、チアゴ・マルチンス、畠中、ティーラトン-MF:喜田、扇原-マルコス・ジュニオール(→天野→渡辺皓太)-FW:エウベル(→小池龍太)、オナイウ(→レオ・セアラ)、前田大然(→水沼宏太)。暑いのに、みんなよく走った。

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