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November 4, 2021

J1リーグは川崎フロンターレが2年連続の優勝

●Jリーグは川崎が連覇達成。4試合を残して早々に優勝決定という圧倒的な強さには脱帽するしか。一応、マリノスが2位で追いかけてはいたのだが、背中は遠く、ごく一時期を除いて優勝争いをしていた実感はない。ここまで34試合で勝点85は自身の最多記録を塗り替えたとか。26勝1敗7分は尋常じゃない。
●昨日は川崎が優勝を決める一方、マリノスはガンバ大阪に0対1で屈した。スタッツを見ると、マリノスのボール支配率は75%。相手の3倍、ボールを持っていたことになる。実はシュート数もパス数もマリノスは相手の3倍ほど。しかし、わずか一本打たれた枠内シュートが入ってしまった。ポゼッションの高いチームが負けるのは現代サッカーでは普通のことだが、決定機も多く、ゴールが生まれなかったのはたまたまそういう日だったと解釈できる。こういう敗北はそこまで悔しくない。というのは、まあ、負け惜しみなのだが。来季もマスカット監督でいいのかどうかは考えどころ。どこかでポステコグルーの残像を追いかけるのを止めなければならない。
●今季はJ1J2ともに降格争いが熱い。なにしろコロナ特例で昨季に降格がなかった分、今季はまとめて4チームずつ落ちるので。J1は現状、下から横浜FC(26)、仙台(26)、大分(28)、徳島(30)が降格圏。これに勝点2の差で清水、湘南(以上32)が続く。この6チームでの争いか。J2はもっと熾烈で、下から松本山雅(31)、北九州(32)、愛媛(33)、相模原(33)が降格圏、そこから勝点4の差で群馬、金沢、大宮(以上37)が並んでいる。名波監督率いる松本山雅の不振は衝撃的。今のところJ1からJ3まで落ちたチームは大分だけだと思うが、どうなるだろう。実はJ3で現在2位の宮崎がJ2のライセンスを持っておらず、このまま2位以上でフィニッシュした場合は、J2からの降格は3チームに減る。このあたりが微妙に効いてくるかも。