December 10, 2021

JFLが閉幕、東京武蔵野ユナイテッドはかろうじて残留

●開幕戦を観戦して以来、どうにも複雑な思いにとらわれて足が遠のいてしまったJFL東京武蔵野ユナイテッド。今シーズンは苦戦に次ぐ苦戦で、これはもう地域リーグへの降格かと案じていたが、最後の最後に残留を決めた。17チーム中15位、9勝18敗5分。かつてはJ入りを目指すチームを阻む「門番」として上位で存在感を発揮していた頃もあったのだが、まさか残留争いをするところまで弱体化してしまうとは。今季から武蔵野市の東京武蔵野シティFC(JFL)と文京区の東京ユナイテッドFC(関東1部リーグ)が合併してこの結果に終わったわけで、傍目にはこう映るだろう。「下のリーグのチームと合併したんだから、弱くなるのは当然では?」。逆に東京ユナイテッドFC側から見ると、もしJFLから降格していたら元の木阿弥だった。一度JFLから地域リーグに落ちたら、戻ってくるのは至難の業。
●相変わらず武蔵野市と文京区の合併チームという立ち位置が飲み込めないままなのだが、どうしたものか……。いや、地理的な違和感やクラブとしての継続性とアイデンティティの問題もさることながら、端々から伝わってくる先方の「ノリ」の違いというか、カルチャーギャップが問題なのかも。でもローカルなサッカー観戦にそんなことをグダグダいう必要もないのかな。また来季、開幕したら一度足を運んでみよう。
●ちなみにJFL優勝は福島県のいわきFC。JFLをわずか2シーズンで通過してJ3昇格を決めた。

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