December 28, 2021

ワクチン接種証明書アプリ、冬の第6波

新型コロナワクチン接種証明書アプリ●デジタル庁、グッジョブ。思わずそう呟いてしまった、「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」をインストールして。「デジタル庁」ってなんだか奇妙なネーミングだし、新たに庁を設けること自体にうんざり感があったんだけど、このアプリに関してはスイスイッとノーストレスで動作してくれた。あらかじめ大量のアクセスが集中することを見越したシンプルなページデザインも吉。これに比べて、あの地獄のようなマイナンバーカードと来たら。ICカードなのに、何十社もの取引先に表と裏のコピーを取って台紙に糊で貼り付けて郵便で送らなければならないという狂気のアナログ仕様にすっかり辟易している。現状のマイナンバーカードはすべてご破算にして、一から作り直してほしいくらい。
●もっとも、この新型コロナワクチン接種証明書だが、今のところ使う機会はまったくない。今後、あるんだろうか……。
●現状、東京の新規陽性者数はきわめて少ないので、なにも気にせず生活しているが、どうやらこの後、オミクロン株の大波がやってくることは避けられそうにないようだ。おおむね知りたいことは「オミクロン株 “第6波”抑えるため… 年末年始にできること」(NHKニュース)に書いてあって、1月下旬から2月上旬あたりで新規感染者数が急激に増え始め、感染拡大のスピードはこれまでよりずっと速いだろうというのが専門家の予測。これを読むと、いずれオミクロン株が広がることはまちがいないにしても、市中感染のはじまりを遅くすることによってピーク時の山がぐっと下がるようだ。初期段階での「時間稼ぎ」が大切っぽい。
●またワクチンの効果はオミクロン株に対して低く、西浦推定では12月22日時点で日本国内に「発症を予防できる水準の免疫がある人は14.8%」「重症化を防ぐことができる水準の免疫がある人は38.7%」「死亡を避けることができる水準の免疫がある人は37.5%」という計算。うーん、案外少ない。重症化に関しては微妙なところだが、少なくとも感染防御効果はないも同然か。別記事「オミクロン最新情報のまとめ:重症化率とワクチンの有効性について」も読んでみた。
●この冬のどこかのタイミングで、またもどこまでがOKでどこからがNGなのか、外出の判断に迷う場面が続くのだろうか。

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