March 1, 2022

ソニー音楽財団とサントリー芸術財団の「こども音楽フェスティバル」記者発表

「こども音楽フェスティバル」記者発表
●28日はソニー音楽財団とサントリー芸術財団が開催する「こども音楽フェスティバル」の記者発表。サントリーホールのブルーローズで行われたが、リアルとオンラインのハイブリッド形式だったので、ありがたくオンラインで参加。配信ツールはYouTube。子供を対象とした世界最大級のクラシック音楽の祭典をうたった「こども音楽フェスティバル」だが、当初2020年に開催予定だったところ、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って断念、今回改めて2022年5月4日(水・祝)から7日(土)の4日間にわたって開催されることになった。会場はサントリーホールを中心に、アーク・カラヤン広場等周辺施設も含める。
●4日間で全18公演ということで規模は大きい。子供向けのコンサートに関してはこれまでソニー音楽財団がさまざまな形で主催して来ており、そういった経験の蓄積から生まれた企画なのだろう。対象は妊婦さんから中高生まで幅広く、公演ごとに目安となる子供の対象年齢が記されている。たとえば小学生以上対象の公演としては、はじめてのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」や、「名作アニメ×スクリーン!」など。中高生向けには吹奏楽関連の企画が目立つ。オーケストラは東フィル、読響が参加。指揮、ソリストもそうそうたる顔ぶれ。チケット価格はかなり安価に設定されており、しかも無料配信も予定されているのが太っ腹。
●記者発表には公式アンバサダーの清塚信也さんも登壇。ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」を演奏。無料ライブ配信番組の総合パーソナリティも務めるということで、活躍してくれそう。
●紆余曲折を経ての開催だけど、結果的に絶妙のタイミングになったのではないかという気もする。ひとつには「ラ・フォル・ジュルネ」のなくなった大型連休に、子供向けの音楽祭が開催されるという巡り合わせ。もうひとつは子供向けのコロナワクチン。今、12歳未満の子供たちはノーガードなので小学校の学級閉鎖が相次いでいるが、ようやく今月からファイザー社製の5歳から11歳用のワクチン接種がスタートする。5月には今よりも格段にファミリー層が出かけやすい状況になっているはず。

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