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March 2, 2022

新国立劇場 2022/2023シーズンラインアップ説明会

新国立劇場 2022/2023シーズンラインアップ説明会 大野和士
●1日、新国立劇場の2022/2023シーズンラインアップ説明会が開かれた。こちらもリアルとオンラインが選べる方式だったので、オンラインで参加。Zoomミーティングを使用。大野和士オペラ芸術監督、吉田都舞踊芸術監督、小川絵梨子演劇芸術監督が登壇。
●大野芸術監督はまずラインナップの紹介に先立って、今シーズンに入国制限のため代役で出演した日本人歌手たち、および長期滞在した指揮のガエタノ・デスピノーサへの感謝を述べ、「さまよえるオランダ人」でオーディションでオランダ人役に抜擢された河野鉄平、さらに「初めて声を聴いて、日本のブリュンヒルデになると思った」というゼンタ役の田崎尚美のふたりを称賛した。
●で、22/23シーズンだが、新制作は例年の4つではなく3つに留まる。まずは開幕を飾るヘンデルの「ジュリオ・チェーザレ」。こちらは2年前から延期された公演。もともと大野監督にはバロック・オペラと日本人の新作を隔年で上演しようというプランがあり、そのバロック・オペラ第1弾がこのプロダクションになる予定だった。指揮はアレッサンドリーニ。ロラン・ペリーの演出で、パリ・オペラ座で上演されたもの。日本人新作はさらに次のシーズンに回されることに。
●それとムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」が開場25周年記念公演として新制作される。こちらはマリウシュ・トレリンスキの演出。大野和士指揮で都響がピットに入る。当ブログではここのところ「ボリス・ゴドゥノフ」の話題をなんどかとりあげているが、この作品には初稿と改訂稿があって、ずいぶん雰囲気が違う。配布資料によると「1869年の原典版と1872年の改訂版を折衷し上演」するそう。
●もうひとつの新制作はヴェルディ「リゴレット」。エミリオ・サージ演出。こちらはビルバオ・オペラから購入したプロダクションで、今後レパートリーとして使用できるのだとか。期待。
●ほかには5年ごとに上演されているゼッフィレッリのヴェルディ「アイーダ」をはじめ、「ドン・ジョヴァンニ」「タンホイザー」「ファルスタッフ」「ホフマン物語」「サロメ」「ラ・ボエーム」が並ぶ。「タンホイザー」では久々にステファン・グールドが登場。「ドン・ジョヴァンニ」は2年前に予定されていた「コジ・ファン・トゥッテ」の出演者がほとんどそのまま移ってきたもの。「ホフマン物語」「サロメ」も延期公演で、出演者はほぼ変わらず。コロナ禍で延期になった公演がいくつもある。大野「出演者をキャンセルして新しい出演者を契約すると経済的に二重に負担がかかる。延期をした場合、なるべく同じキャストで上演するのが世界中の劇場の通例であり、新国立劇場もこれにならった」
●説明会の後、参加者はオペラ、舞踊、演劇の3分野に分かれて、それぞれの芸術監督との懇談会に参加する。いつもは参加していたのだが、今回オンラインでは懇談会に参加できないということで、どんな話題が出たのかは知らない。こんど教えてください→リアル出席組の方。