June 20, 2022

サイモン・ラトルとロンドン交響楽団 日本ツアー2022オンライン記者会見

ロンドン交響楽団 音楽監督サイモン・ラトル キャサリン・マクダウェル マネージング・ディレクター
●13日夕方、9月末に来日するサイモン・ラトルとロンドン交響楽団(LSO)のオンライン記者会見が開かれた。会見にはロンドンから音楽監督のラトルとLSOマネージング・ディレクターのキャサリン・マクダウェルの両氏が参加。ラトルは22/23シーズンで音楽監督の任期を終了することが決まっているので、音楽監督として最後の来日。全国6都市8公演のツアー。ラトル「自分のキャリアでこれほど日本から離れていたことはない。どれだけ寂しい思いをすることになるのかと、つくづく感じている。日本での公演はひとつひとつが特別なもの。日本の聴衆は熱心に聴いてくれる世界でも最高の聴衆だ」。
サイモン・ラトル
●中心となるのは3つのプログラム。Aプロはシベリウスの「大洋の女神」と「タピオラ」、ブルックナーの交響曲第7番(B-G.コールス校訂版)。Bプロはベルリオーズの序曲「海賊」、武満徹「ファンタズマ/カントスII」(トロンボーン:ピーター・ムーア)、ラヴェルのラ・ヴァルス、シベリウスの交響曲第7番、バルトークの「中国の不思議な役人」組曲、Cプロはワーグナー「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死、シュトラウスのオーボエ協奏曲(オーボエ:ユリアーナ・コッホ)、エルガーの交響曲第2番。ラトル「ツアーのプログラミングはパズルのようなもの。ブルックナーの交響曲第7番とシベリウスの2曲の交響詩はどちらも自然を感じさせてくれる作品。エルガーはもしウィーンに生まれていたらマーラーになっていたのではないか。マーラーもエルガーを指揮している。シベリウスの交響曲第7番とバルトークの『中国の不思議な役人』は同じ年に書かれているが、まったく違う音楽。長年の友人だった武満の音楽も演奏したいとずっと思っていた」
●今回、ブルックナーの交響曲第7番はB-G.コールス校訂版が使用される。ラトル「2週間くれればどう違うのか詳しく話せるのだけれど。校訂者は自分の考えではなく、ブルックナーに対して誠実に寄り添っている。ベートーヴェンのベーレンライター版のようなもの。私たちは正しい第7番を演奏できる」

このブログ記事について

ショップ