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September 28, 2023

小野伸二が現役引退

●現在コンサート札幌に所属する小野伸二が今シーズンをもって現役を引退すると発表。近年は出場機会が激減していたが、44歳まで現役を続けたのは立派というほかない。所属クラブは浦和、オランダのフェイエノールト、ドイツのVfMボーフム、清水、オーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC、FC琉球、札幌。フェイエノールト時代がキャリアの頂点だろう。2001年にUEFAカップで優勝をはたし、5シーズンにわたって活躍した。技術の高さでは日本の歴代最高選手。
●小野伸二で思い出すこと。まずはワールドカップ1998フランス大会での大抜擢。岡田武史監督の「外れるのはカズ」のあの年、小野は18歳で選ばれてジャマイカ戦で出場した。そこから3大会連続でワールドカップに出場するわけだけど、むしろ記憶に残っているのはワールドユース1999ナイジェリア大会。トルシエ監督のもと決勝戦まで進んで準優勝を果たした。あらゆる年代の代表でこれ以上ワクワクさせられた大会はない。
●それからオリンピック予選でのフィリピン戦での怪我。ここからずっと小野は怪我との戦いが続いた。もしあれがなかったらどれほどの大選手になったかと思わずにはいられないが、それでもフェイエノールトで大活躍した。あとオランダに行った後、メディアから「もっともオランダ語の上達した外国人」みたいなのに選ばれたことがあって、試合後インタビューでもまったくの自然体でオランダ語をしゃべっていたのが衝撃的だった。
●決してゴールの多い選手ではないのだが、フェイエノールトが小野のトップ10ゴールの映像をあげているので、以下に。