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December 14, 2023

甲府伝説はまだ続く──アジア・チャンピオンズ・リーグのグループリーグを1位で突破

●J2のクラブでありながらアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)で奮闘するヴァンフォーレ甲府が、新たな伝説を作った。12日、アウェイでタイ王者のブリーラム・ユナイテッドと対戦して勝利。ブリーラム2対3甲府。同時開催のメルボルン・シティが引き分けたため、なんと甲府がグループ1位で決勝トーナメントに進出することに。すごすぎる。前にも書いたがJ2の甲府には予算がない。今回もエコノミークラスの団体券で移動したのだろうか。オーストラリア王者のメルボルン・シティ、中国リーグ3位の浙江FC、タイ王者のブリーラムを相手にして、J2ながら天皇杯優勝の甲府が1位で通過。シーズン中はリーグ戦とACLが並行していたので、選手のやりくりは大変だったと思う。篠田善之監督は偉大。
●こんな前例はないだろうと思ったけど、以前、サウジアラビアの2部リーグのクラブが決勝トーナメントに進出したことがあるらしい。
●さて、リーグ戦で優勝を逃したマリノスだが、ACLではホームで中国の山東泰山と対戦。2点差以上で勝たなければ敗退が決まるという厳しい状況だったが、3対0で勝利してグループリーグを1位で通過することになった。薄くなった選手層や怪我人の多さを考えれば予想外の健闘。同時にケヴィン・マスカット監督の退任も発表された。前任のポステコグルー監督同様、ヨーロッパでステップアップを目指すことになるのだろうか。後任は現在セルティックでコーチを務めるハリー・キューウェルになりそうという報道。豪州路線が続くことになるわけだけど、どうなのかな。キューウェルは選手時代の名声は最高だけど、監督としての実績は乏しい。はたして今のハイリスクな戦術を維持したまま結果を出せるかどうか。
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●明日の当欄更新は夜になる予定。