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April 4, 2024

クラウス・マケラ、2027/28シーズンよりシカゴ交響楽団の音楽監督に

クラウス・マケラ
●ちょうど4月3日に日付が変わったところで、知らないアメリカのPR会社から、CSO names next MD と題された英文メールが届いた。ほとんど眠りかけていたところだったけど、えっ、と思って開いてみると、クラウス・マケラの顔写真が。2027/28シーズンからムーティの後を継いでシカゴ交響楽団の音楽監督に就任するという。びっくり。だって、同じシーズンからロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者を務めるのではないの。欧州と北米で最強クラスのオーケストラを同時に率いるとは。まだ28歳。つい3年前にパリ管弦楽団の音楽監督に就任したばかりなのに、どんどん先々に輝かしいキャリアが敷かれていく。この若さと勢いは前例が思いつかない。
クラウス・マケラ
●どうしてこんなメールが来たのかなと思ったけど、かなり前にシカゴ交響楽団の広報をしている人と名刺交換をしたことがある気がするから、そのおかげなのかな。ちゃんとプレス用の写真がいくつもダウンロードできるようになっていて、どれもカッコいい感じだったので、せっかくなので使わせてもらうことに。
●20世紀後半以降のシカゴ交響楽団の歴代音楽監督を振り返ってみると、クーベリック(1950-1953)、ライナー(1953-1962)、マルティノン(1963-1968)、ショルティ(1969-1991)、バレンボイム(1991-2006)、ムーティ(2010-2023)、マケラ(2027-)。ムーティが就任したときはかなり意外な感じがしたけど、そこそこ長期政権になった。こうしてみるとショルティはレコーディング・ビジネスの黄金時代とそっくりそのまま重なって、DECCAに残した充実したカタログはストリーミング時代の今でも生きていると感じる。バレンボイム時代も録音はErato/Teldecにそこそこあるけど、配信でのプレゼンスはそれほどでも。ムーティからは自主レーベルの時代で、もうマーケットが変質して、ざっくり言えばライブをして録音を売る時代から、録音をしてライブを売る時代になったというイメージ。

photo © Todd Rosenberg