●遅ればせながら、ようやくE-1サッカー選手権の韓国vsニッポン戦を観た。ここまで香港戦、中国戦は相手との実力差が大きく、もうひとつ選手の力量が見えてこない難しさがあったが、第3戦は開催国である韓国が相手。さすがに実力伯仲でタイトな試合になった。とはいえ、韓国もこちらと事情は同じ。欧州組不在のKリーグおよびJリーグの選手たちで戦っていて、この大会用の即席チーム同士の戦いという印象だ。
●前半8分に早くもニッポンが先制。左サイドの相馬のクロスにファーサイドでジャーメインが余裕を持って足で合わせてゴール。前半はニッポンが優勢だったが、後半途中からは防戦一方に。引き分けでも得失点差でニッポンが優勝するという状況だったので、守勢に回るのは自然なことでもあるのだが、少々消極的というか、ボールを奪っても前に運べない展開で、キーパー大迫のファインセーブに救われた感。ニッポンが序盤のゴールを守って勝利、大会2連覇を達成。布陣はいつもの3-6-1(3-4-2-1)。右ウィングバックの望月ヘンリー海輝はスケールの大きなプレーヤーだが、まだまだ粗削り。左ウィングバックの相馬は欧州での経験も経て成熟したプレーヤーだが、ライバルの多いポジション。ジャーメイン良は今大会ブレイクした唯一のプレーヤー。ただ、欧州未経験の30歳で、ハイレベルな相手との試合経験が乏しい。ベテラン勢では稲垣祥が好印象。
●GK:大迫敬介-DF:古賀太陽、荒木隼人、安藤智哉-MF:相馬勇紀(→ 植田直通)、川辺駿(→ 宇野禅斗)、稲垣祥、望月ヘンリー海輝-宮代大聖(→佐藤龍之介)、ジャーメイン良(→原大智)-FW:垣田裕暉(→細谷真大)。大きい選手がたくさんいる。望月192cm、安藤190cm、荒木186cm、垣田187cm、植田186cm、原191cm。
July 18, 2025