July 19, 2006

日本の夏、東京の夏、そして2番目のキス

●おおっと、プロムスがどうとか言う前に、国内も音楽祭の季節ではないか。出遅れ感全開で気がつく、<東京の夏>音楽祭2006はもう始まっている。今年のテーマは「大地の歌・街角の音楽」。一部話題沸騰中の異色ヴァイオリニスト、ジル・アパップの「四季」(ヴァイオリン、アコーディオン、ツィンバロン、ベースで弾く)とか、セネガルのユッスー・ンドゥール等々多彩。音楽祭中のアパップ「四季」公演(武蔵野市民文化会館)はすでにチケットが完売しているようだが、明日20日の紀尾井ホール「アフタヌーン・コンサート」でも同じ「四季」公演あり。こちらはまだチャンスあるかも。ただし、その名の通り平日昼であるが……。
●以前、サッカー馬鹿のバイブル、ニック・ホーンビィ著「ぼくのプレミアライフ」(Fever Pitch)が映画化されるんだけど、ハリウッドではなんと「サッカー」が「野球」に置き換えられてしまったって話を書いたじゃないっすか。もうそれ野球じゃ話が全然違っちゃうでしょうが、ホントにスポーツのわからん人だなあ、ハリウッドの中の人は、と呆れた方々にトドメの一撃を。「ぼくのプレミア・ライフ」の映画版邦題は「2番目のキス」。イングランドのペシミスティックな自虐ノリのサカヲタ話が、ボストンの若い恋人たちのラブ・ストーリーになってしまうとは。しかもクライマックスでレッドソックス優勝って、なんじゃいそりゃ。

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