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May 4, 2026

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2026

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2026
●3日、ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2026が開幕。今年のテーマは「大河」。東京国際フォーラムに足を運ぶ。何公演かハシゴして、いちばんインパクトが強かったのは、初登場のフランソワ・ラザレヴィチ率いるレ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン。リコーダー、トラヴェルソ、ミュゼット(ふいごを抱えて演奏するバグパイプ状の楽器)を吹き分ける笛の名手によるヴィヴァルディ名曲集。どれもカッコいいのだが、やはりミュゼットは格別。「四季」の「春」と「冬」で、原曲に添えられたソネットを通訳入りで読んでくれたのもよかった。アンコールでチェロの人が歌い出してびっくり。ほかには山下一史指揮千葉交響楽団のベートーヴェン「田園」、五十嵐薫子のピアノによるムソルグスキー「展覧会の絵」(アンコールのサロン風の曲がなにかわからなかったが、後でレスピーギ「6つの小品」の第1曲「甘美なワルツ」と判明)、アリエル・ベックとケンショウ・ワタナベ指揮大阪フィルによるシューマンのピアノ協奏曲ほか。
●どの公演だったか、隣に両親に連れられてきた小学生男子が座った。きっと、この子は幼い頃から音楽祭に来ているのだろう。そしてあと数年で、もう親とはいっしょに来なくなる。この音楽祭、はじまって20年以上経つけど、客席が音楽祭といっしょに歳をとるタイプのイベントではなく、どんどん若い人が入ってきていることを改めて感じる。来年はナントで新しいディレクターを立てるというので、企画側にも新しい風が吹くのだろう。