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September 10, 2026

オルタナティブ夏休み、千葉

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●実は先週末から3日間、夏休みをとって、今年も諏訪湖と霧ヶ峰を訪れる予定だった。が、天気予報では3日間ともかなりの雨。おまけに都内の気温がぐっと下がり涼しい場所に行く理由を失ってしまったので、あきらめて宿も電車もキャンセルした。楽しみにしていたのが、こんな天候では仕方がない。それで、せめて近場で行ったことのない場所に行こうと考えて、日帰りで千葉へ。蘇我のスタジアムにはなんども行っているが、千葉県立美術館と千葉市美術館はまだだったので、はしごすることに。
●で、千葉県立美術館で見たのは「ひらく、めくる、めぐる―印刷博物館の美しい印刷」(すでに会期は終了)。貴重な書物がたくさん展示してあって、見ごたえがあった。もっとも、これはTOPPANの印刷博物館の協力によるもの。TOPPANホールと同じ建物のあそこだ。わざわざ千葉で見なくても、と思わなくもないが、こういう機会でもなければ見ないとも言える。

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●たとえば、これは1511年のデューラーの画による「黙示録」(ラテン語)。もうすぐN響と東響がフランツ・シュミットの「7つの封印の書」を演奏するが、そのテキストにもなった「ヨハネの黙示録」だ。500年前の書物がそこにあるという事実だけでも感激するわけだけど、こういったラテン語の書物にスマホを向けてGoogleレンズを使うと、その場で日本語で読めてしまう。あれもこれもと読ませてみて、すごい時代になったなと思う。
●撮影可が前提だが、美術館・博物館はAIと相性がよい。添えられたキャプションからさらに踏み込んだ知識を容易に得ることができる。たとえば、この「黙示録」がどういう場面を描いたものなのか、AIに要約してもらえる。これが「ヨハネの黙示録」第12章の「太陽をまとった女」と「大きな赤い竜」の場面であり、「天に大きなしるしが現れた/太陽をまとい、月を足の下に置き、頭に十二の星の冠をかぶった女がいた/また、七つの頭と十本の角をもつ大きな赤い竜が現れた/女は男の子を産み、その子は神のもとへ引き上げられた」といった聖句が記されていることがわかる。翻訳だけではなく、作品の魅力や解釈について話し相手になってもらい、そこから新たな気づきを得ることもしばしば。

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●せっかく千葉みなとまで来たので、千葉ポートタワーにも行ってみた。高いところが苦手なのに最上階の展望フロアへ。

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●いろんな工場を見ることができる。サイロやコンテナ船、製鉄所、発電所など、ここは産業景観が見ものなのだと知る。

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●千葉みなとエリアで食事をとり、30分ほどの移動時間で千葉市美術館へ。こちらは企画展がお休み中で常設展のみだったが、十分に楽しめる。現代美術コーナーの本城直季作品がとくによかった。本物なのにジオラマみたいに見える写真。これは「small planet 千葉市中央区」(2021)。
●3日間の休みだったので、あとは映画「Michael マイケル」、映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を観たのだった。コロナ禍のマイクロツーリズムを思い出す小規模な夏休み。

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