December 6, 2002

撤退CDNOW

●どうやらCDNOWがAmazonの傘下に入る(→ソース。っていうかCDNOWからメールが来てる)。スゴいっすね、オンライン専業CDショップの生き残り競争は。CDNOWのサイトとブランドは残るが、実際の販売業務はAmazonが行うようだ。
●ネットで最初期にオンラインCDショップのナンバーワンを争っていたのは、いまはなきMusic BoulevardとCDNOW。前者のほうがよりコアなファン重視、コンテンツ重視だったので、ワタシはMusic Boulevardに期待していたんだけど、よりビジネスに徹したCDNOWがMusic Boulevardを吸収してしまった。その後、AmazonがCDを取り扱うようになり、CDNOW対Amazonの図式が成立したわけである。こうなるとCDNOWのほうがコンテンツ重視、音楽ファン向けとなるのだが、結果的にはより間口の広いAmazonに飲み込まれてしまった。まさに「一社だけが生き残る」熾烈な戦争。しかし常に音楽ファン向けにコンテンツを重視したほうが負けてしまうという図式になってしまうのが、ちょっと寂しい(といいながら自分もAmazonばかり使ってるんだけどさ)。コンテンツと販売は、なかなか結びつかないっすね。
●一方で、ポータル系サイトなんかじゃやたらとコンテンツが求められている。ところがその内容の問わなさ加減と来たら悲惨で、まあ差し障りがあるかもしれないので具体的には書かないんだけど、ワタシはそういうのを「アリバイ・コンテンツ」って呼んでいるのだ。(12/06)

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