February 13, 2008

今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン

●ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008の記者発表へ行ってきた。東京国際フォーラムでの5/2から5/6までの有料公演の詳細も公に発表。早速オフィシャルのほうにリンクを張ろうと思ったら今現在そちらではまだタイムテーブルが公開されていないんだけど、きっともうすぐにでも掲載されるにちがいない。ナントのあの公演やこの公演が東京でも聴ける、でもあれは日本に来ないのか、その代わり東京ではあれとかこれとかが聴ける、とかジワリと眺めるとたくさん発見があり。基本ポイントをいくつか。あ、テーマは「シューベルトとウィーン」。

1. 比較的聴く機会の少ないシューベルト作品もたくさん演奏される。弦楽四重奏曲と交響曲、ピアノ連弾曲は全部演奏される。大半の宗教曲も演奏される。網羅的ではないんだけど、ピアノ・ソナタもいろんなピアニストでたくさん聴けるチャンス。シューベルトのピアノ曲好きには天国かと。

2. シューベルトの同時代の作曲家の作品もある。後世の編曲作品もある(ベリオ、ツェンダー、レーガー、マーラー他)。現代作曲家によるオマージュとして新作も演奏される(細川俊夫、藤倉大、ブルーノ・マントヴァーニ)。

3. トリニダード・トバゴのレネゲイズ・スティール・バンド・オーケストラが来る。ドラム缶で「未完成」とか「魔王」やります。ナントじゃ大ウケ。

 アーティストは大勢すぎるので挙げられないけど、ツァハリアスが来てピアノも弾くし指揮もするという朗報あり。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008
http://www.t-i-forum.co.jp/lfj_2008/(→演目詳細掲載されました 2/15)

●あと、今年はラ・フォル・ジュルネ金沢が開催されます(4/29-5/5)。東京とほぼ同時進行、しかしテーマは「シューベルト」ではなくて、東京での第1回がそうであったように「ベートーヴェンと仲間たち」。ベートーヴェンなのでシューベルトとも重なる部分もあり。

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