July 9, 2009

1Q84

1Q84●遅まきながら「1Q84」(村上春樹著/新潮社)ほぼ読了。なにしろ1ページ目からヤナーチェクの「シンフォニエッタ」が鳴り出す。この物語、自分の話なんじゃないかと思いながら読んでしまった。ここ何年か、ワタシのケータイのメール着信音はヤナーチェクの「シンフォニエッタ」なんすよ。タクシーに乗ってこの曲をカーステレオで聴いたとこから世界がそれまでと少しだけ(いや大きくか)変化している。ワタシもメールを受信するたびにどんどん違った世界に飛び立っているんだろか。で、男性主人公のほうがもともと数学得意だったのに今は作家志望っていうのも、ワタシから見てなんか微妙に真横にズレた平行線を走ってる感じがするし、ヤナーチェク以外に出てくる曲もバッハとかヴィヴァルディとかハイドンとかダウランドとか妙に親近感がある。さらにあのカルト教団やら編集者とか。「1Q84」の延長上にある「200Q」とか「20O9」とか「2O09」とか「Z0O9」とかにワタシはいるのかもしれん……。
●ぜんぜん関係ないけど。「オバケの9太郎」。プププ(←ちっとも可笑しくありません)。
●ネットラジオ一口メモ。シカゴのFM局WFMTがしばらく前から高音質のACCで配信してくれるようになった(mp3やwmaでの配信は相変わらず低ビットレートのまま)。129~165Kpbsくらいの高ビットレートAACへの直リンはこちら。クリックしても再生されない方は、.plsファイルをRealPlayerかiTunesで開くように設定すれば吉かと。

クラシックのネットラジオと音楽配信リンクのページではすでに対応済み。

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追記:
親切な方から教えていただきました。7月25日までシカゴ交響楽団のサイトで、小澤征爾指揮によるヤナーチェク「シンフォニエッタ」のライヴ音源を無料で聴くことができます(これは「1Q84」下巻に登場するレコードと同じ指揮者とオーケストラではないか)。なんてタイムリーなんだろう、シカゴ交響楽団。「シンフォニエッタ」は番組の最後の30分くらいに登場。

http://www.cso.org/main.taf?p=15,1,127

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