ドミノ・ピザ
January 6, 2010

ワールドカップ2010優勝国を予想する

adidas  ルシアーダ●いよいよ今年はワールドカップ・イヤー。少し気が早いが、南ア大会の優勝国を予想してみよう。
●ワールドカップの優勝国というのはきわめて限られている。1930年から18回も開催されているにもかかわらず、これまでに優勝したことのある国はたった7ヶ国しかない。ブラジル(5)、イタリア(3)、ドイツ(3)、ウルグアイ(2)、アルゼンチン(2)、イングランド(1)、フランス(1)だ(カッコ内は回数。記憶なので違ってたらスマソ)。しかもイングランドとフランスは自国開催のときにそれぞれ優勝したのみ。さらにいえば、2度優勝しているウルグアイとアルゼンチンにしても、それぞれ自国開催で初優勝し、その数大会後に2度目の優勝を果たしたわけで、開催国パワーが続いていたとも解釈できる。
●これを簡単に要約するとどうなるか。「ワールドカップとはブラジル、イタリア、ドイツ、開催国で優勝を争う大会である」。ウルグアイとアルゼンチンのケースを厳密に適用すれば、「開催国」というのは「開催国または近年の開催優勝国」となる。逆に言えば、開催国にならない限り、初優勝を果たすことはできない。このルールは世界最強レベルのオランダやスペインがいまだに優勝できていないという現象をうまく説明している(スペインは82年に一度開催国になっているが、このときはイタリアが勝った)。
●で、今回の開催国は南アフリカだ。南アが開催国優勝を果たす可能性はほとんどないだろう。だから「ワールドカップとはブラジル、イタリア、ドイツ、開催国で優勝を争う大会である」というルールを適用すれば、優勝国はブラジル、イタリア、ドイツといういつものメンバーに限られてしまう。あ、これに近年開催優勝国であるフランスを加えてもいいか。だとしてもブラジル、イタリア、ドイツ、フランス。
●そして、もうひとつよく知られたルールがある。「ワールドカップは、欧州で開催されたときは欧州の国が優勝し、欧州以外で開催されると南米の国が優勝する」。いや、正確には1958年スウェーデン大会でブラジルが優勝したという例外が初期にひとつあるんだけど、それ以外は忠実にこのルールが守られている。前回から遡ってみようか。ドイツ大会でイタリアが優勝、日韓大会でブラジルが優勝、フランス大会でフランスが優勝、アメリカ大会でブラジルが優勝、イタリア大会で西ドイツが優勝、メキシコ大会でアルゼンチンが優勝、スペイン大会でイタリアが優勝……。これってスゴくない? アメリカ大会なんて最後延長PK戦になってバッジョがはずしてブラジルが優勝したんだけど、あれもこのルールのせいだったのか(笑)。
●となると、答えはひとつ。ブラジル、イタリア、ドイツ、フランスの内、欧州以外の国といったらブラジルしかない。ワールドカップ2010南ア大会はブラジルが優勝することに決定! おめでとう、ブラジル。やっぱり強いわ~、ブラジルは。
●……いや、待て待て。今回のブラジルがそんなに強いか? 微妙な気がする。(→続く

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