June 4, 2010

とりぱん 9 (とりのなん子)

●鳩山さん、さぞ無念だったと思うんですよ。あんなはずではなかった。最後の最後にあれでしょ。演説の肝心なところでヒヨドリのことをムクドリと言ってしまうなんて! すぐに気がついて訂正できたのが救い。「とりぱん」でいつもレギュラー出演してるのが、ヒヨドリ。クチバシが黄色くて先っぽが黒くなってるのがムクドリ。モーツァルトが飼ってたのもムクドリ。
PIANO STYLE●で、「とりぱん」待望の最新刊だ。今回も快調。こういう身辺雑記系のコミックって、巻を重ねるごとにネタが枯渇しないのかとか心配するんだけど、「とりぱん」に関してはむしろさらに強まっておもしろくなってる気がする。ギャグ以外の部分で、肩の力が抜けてきてるのがいいのかも。
●描き下ろしの「ジョンのこと」がすばらしすぎる。これまでもたびたび登場していたイトコの飼い犬ジョンの話。かわいいっすよね、ジョンの絵柄。てか、うまい、絵が。
●「寝ゲロ」ネタも笑った。
●季節のズレがあって、この巻は冬鳥がたくさん出てくるんすよね。ウチの近所の公園の池は、もうとっくにオナガカモもキンクロハジロもいなくなって、渡らないカルガモばかりが大きな顔をしている。冬の賑やかさが少し懐かしくなってみたり。でも季節的には初夏最高。

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