July 4, 2010

ブルーノ・レオナルド・ゲルバーのベートーヴェン

●すみだトリフォニーホールでブルーノ・レオナルド・ゲルバーによるベートーヴェン/ピアノ協奏曲全曲演奏会の第二夜へ。オケは大山平一郎指揮新日本フィル。なんと、二晩で5曲全部演奏するんである。一日目に1番+5番「皇帝」(こちらは行ってない)、7月2日の二日目が2番+3番+4番。2番と3番はそのまま続けて、休憩後に4番という大変なボリューム感。ゲルバーはこれを悠々と弾き切った。こういうのが大家の風格って言うんすかね。重厚な堂々たるベートーヴェンで、懐かしいスタイルの音楽を味わった。圧巻の巨匠芸。しかしゲルバーって昔とまったく風貌が変わっていないような気がするんだけど……69歳? 謎。
●全曲終わった後に、盛大なブラボーがかかって、たくさんのお客さんがスタンディング・オベーション。これにはややびっくり。たしかに良かったけど、そんなに派手なプログラムではないのに? それだけ人の心を動かすベートーヴェンだったということなんだろう。ここまでお客を立ち上がらせる演奏会はそうはないわけで、少し考えさせられた。ゲルバーの勝利。
●アルゼンチン生まれのピアニストによるベートーヴェンということで、ワタシのなかではこの演奏会はこの日の夜のワールドカップ準々決勝アルゼンチンvsドイツの記念演奏会でもあった(勝手に)。そしてその試合がまさかあんな結果に終わろうとは、この時点では夢にも思わなかった……。恐るべし、ベートーヴェン。

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