ドミノ・ピザ
December 1, 2010

バルセロナvsレアル・マドリッド、モウリーニョ、監督業

バルセロナ●久々に見たスペインリーグは通称「クラシコ」ことバルセロナvsレアル・マドリッド。WOWOWだと岡田武史前日本代表監督はフツーに解説者してる。すっごく局に協力的に、いかに今回のクラシコが魅力的な対戦となったかを語ってくれる。お互いにベストコンディションであること、そしてレアル・マドリッドの指揮官が名将モウリーニョがであるがゆえに今季の対戦は注目に値すること、など。
●モウリーニョが来てからレアル・マドリッド本当に変わった。かつての「銀河系軍団」の華やかさはその片鱗すら見当たらず。スター選手が山のようにいるのに、みんなでチームプレイを心がけ、守備に奔走し、規律は限りなく高い。レギュラーメンバーは固定。基本の攻撃陣はトップにイグアイン、左右にクリスチャーノ・ロナウドとディ・マリア、トップ下はエジル。エジルは最高っすよ。カカーの怪我が完治したとしても、エジルを押しのけることは到底できないのでは。いやー、これだけタレントをそろえて、勝負に徹したサッカーをやったら、さすがのバルセロナも苦戦するかもしれん。
●そう思ったのはほんの一瞬で、試合が始まってみたら、あっという間にレアルはカンプノウの狂騒に飲み込まれて、バルセロナのいつもの「ウイイレ名人」みたいなパスサッカーが炸裂、まさかの5-0。最初のゴールのシャビのトラップとか、うますぎて笑う。
●エジルは何もできずに前半のみで交代。イグアインは軽い怪我でベンゼマ先発。どれだけ大敗しても勝点3を失った一試合に過ぎないとも言えるので、モウリーニョ的にはアウェイのクラシコに関しては敗北も織り込み済みだったのかなという気もする。
●モウリーニョは以前バルセロナの通訳だったんすよね。というかボビー・ロブソンの通訳として彼といっしょにバルセロナに来たと。それが今や世界最高の監督として、バルセロナと対戦しているんだから、本当に人の人生はなにが起きるかわからない。まだ監督業やって10年だもんなあ。
●モウリーニョにはプロサッカー選手としての経験もない。これはサッカー界ではぜんぜん珍しいことではなくて、アリゴ・サッキもそうなので、超名監督に関してはプロ選手経験なし率は結構高いかも。現ニッポン代表監督のザッケローニもそうだし、ゼーマンや、大分にいたシャムスカもプロ経験なし組。ヴェンゲルやトルシエは一応プロ選手経験はあるけど、ごく短期間だったり二部リーグだったりする。この現象に関してはサッキの「良い騎手になるために、かつて名馬であった必要はない」というムチャクチャなロジックの名言がある(笑)。
●それに比べると日本人監督にはさすがにプロ経験なしなんて人はいないよなあ……と思ったのだが、少し前に神戸を解任された三浦俊也氏がそうなんすね(仙台→水戸→大宮→札幌→神戸)。制度上、日本のS級ライセンスをプロ経験なしの指導者が獲得するのはかなり難しそうなんだが、三浦俊也氏の場合はドイツの体育大学で学んで、ドイツのライセンスを取得し、それが日本の免許になっているんだとか。つまりドイツ人監督がJリーグの監督を務める資格を持つのと同じ理由で監督有資格者なわけだ。そう考えると、なんだか先進的な監督っていう気がする。少し応援したくなったが、この前解任されたばかりだからなあ。来季もどこかJリーグのクラブが三浦監督と契約してくれますように。
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